弱い男「降谷零」※男主 ページ23
.
あいつは弱い男だ
『ｯ!降谷ｯ!!ここは俺が行くｯ!!お前は裏から回れｯ!!』
降谷「馬鹿かお前ｯ!
正面から突っ込んでも死ぬだけだぞｯ!!!
無駄死にするつもりかｯ!!」
『あはは!馬鹿だな降谷、
無駄死になるか
無駄死ににならないかは
お前次第だｯ!』
降谷「ｯ!おいｯ!!!!くそ…ｯ!!!!!」
『危なかったぁ…』
間一髪という言葉がふさわしいほど俺は死の手前まで来ていた。
降谷が犯人にヘッドショットをしてくれなければ俺は撃ち殺されていた
『降谷!やっぱりこの作戦はよかっただ(降谷「ふざけるなｯ!!!!!!」は？ｯ!?おい…降谷……ｯ!?』
胸ぐらを掴まれ押し倒される
降谷「勝手な真似をするなｯ!!
もっとちゃんとした策があったはずだｯ!!!」
『いいだろ別にｯ!成功したんだからｯ!!』
降谷「ここの指揮は俺が任されているｯ!!
俺に従えｯ!!!!」
頭にきた
『うるせぇなｯ!!!
ここではこうするのがベストだと思ったんだよｯ!!
俺が身代わりに死ぬことになっても相手に隙が生まれるｯ!!
そうすれば降谷があいつを殺せるだ…ろ……』
ぽたぽたと降ってきた冷たい水滴に思わず固まる。
降谷が大粒の涙を流していた
『ふ…るや(降谷「お前までｯ!!!」ｯ!?』
降谷「お前までｯ……俺を残していくなよ…ｯ!!!
お前がいなきゃ俺は…ｯ…
ひとりだ………ｯ!!!」
胸ぐらを掴んだまま俺の胸元に顔をやる降谷は誰よりも弱く見えた。
俺はこいつを守らなきゃいけない。
いや、守ってみせる。
そう誓った。
『…悪かった。お前をひとりにしない』
お前らの代わりにこいつを守るよ
ーーーーーー
『降谷さーん、資料もってきましたー』
降谷「あぁ」
あれから数年経ち今や降谷は公安のエースだ
俺はまだ下っ端だ
こいつには才能がある。
俺にはなかった。
だけどそれが少し悔しかった。
(それでも…。)
俺はお前を守るよ降谷、
『……は？FBIへ…？』
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綺梨凪 - どれも私好みの話でキュンキュンきました！続編見たいです！これからも応援してます！(o^^o) (2018年6月12日 22時) (
レス) id: 6bfe22f21c (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - しいなさん» ありがとうございます…とても励みになりました！！ (2018年6月12日 10時) (レス) id: 089f4bf6ad (このIDを非表示/違反報告)
しいな - とっても面白いです！応援してます(o^^o) (2018年6月11日 8時) (レス) id: 17c953959e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの | 作成日時：2018年5月29日 0時
