名探偵コナン短編集3

寝ぼけてますね「降谷零」 ページ18

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『…あれ、降谷さんって仮眠室ですか？』








今日は出勤と言っていた降谷さんがいなくて違和感を感じて風見さんに声をかける









風見「あぁ、
仮眠とは言わず多く寝てほしいのだが、
今は忙しい時期でな、起こさなきゃいけなくて…
あ、A起こしといてくれ。
俺はコンビニで降谷さんへの差し入れを買ってくるから」









『わかりましたー』









風見さんに返事をし仮眠室に入る









『…降谷さーん？』








シーンとしている部屋。









人影があるベッドに近寄ればすやすやと気持ちよさそうに寝ている降谷さんがいた。









(相変わらず顔いいなぁ…こんなのが彼氏とは……)








ぺちぺちと頬を叩くが起きない降谷さん









『……降谷さん？仕事の時間ですよー？おーーい』









降谷「………んっ…」









『あ！起きましたか？』









降谷「……A〜…」









『ｯ！？ちょ、降谷さん苗字ｯ』









職場では降谷さんと付き合っているということは
公表しないようにと、
お互い苗字で呼ぶようにと
そう降谷さんが言ったのに、
なぜ降谷さんは名前で









降谷「んーー…起きたくない…」








『だめですよ、仕事してください
あとここは職場ですよ』









抱きついてすりすりと擦り寄ってくる降谷さんを諭す








すると降谷さんはむっとして








降谷「じゃあ、ちゅうして、そうしたら俺頑張る」









『はぁ！？ちょっ、降谷さんここ職場ｯ！！！職場ですｯ！！！！！！』









降谷「職場ぁ〜…？」









いつの間にか入ってきた風見さんが固まっているのを見つけて私も固まり降谷さんも固まる









風見「…………失礼しました」









降谷「…」






『…』






無言で離れる降谷さんに固まったままの私









降谷「…………わるかった」









『………やっと正気に戻りましたか。よかったです。では…

………風見さぁぁぁんｯ！！！！』









やばいと風見さんを誤魔化す為私は走って外に出た









降谷「……はぁぁぁ…






………………家に帰ったら抱き潰す…」









ーーーーーー
(『風見さん！さ、さっきのはですね！？』)
(風見「……わかってる。わかってる…降谷さんがまさかAを……Aさんと呼んだ方がいいか…？」)
(『メガネカチャカチャしすぎですｯ！！』)

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