に じ い ろ か ぞ く

子守り ページ7

Aside

智洋「Aちゃん強いなぁ」



望「悔しー！A！もう1回やろや！」



ゲームをやってるうちに少しずつ警戒が溶けてきた。



私が勝つ度にもう1回！もう1回！と催促する望くん。



楽しい、な。


ええのかな、こんなに私だけ楽しんで。



幸せで不安になる。



流星「…A？どないしたん」




流星くんが話しかけてくる。

あ、顔に出てたかな



『なんでもないよ』



望くん、流星くんにも敬語はやめてくれと言われたからやめた。



流星「そか、ならええけど」



望「Aー！もう1戦！」



もう1戦始める。



お兄ちゃんがゲーム強かったから、その影響で私も強くなった。






望「あー！また負けたー！」



悔しがってる望くんを慰める智洋くん。本当のお兄ちゃんみたい。




そんなこんなで和んでいると、淳太くんと大毅くんが帰ってきた。



淳太「ただいまー」



智洋「おかえりー」



『おかえりなさい』



淳太「お、なんや？ゲームやってたんか。」



望「Aめっちゃ強いねん！」



興奮して話す望くん。


淳太「そかそか。智洋、これ頼むわ」



智洋くんに買い物袋を渡して、望くんの話を聞いてあげてる淳太くん。




智洋「流星ー、手伝ってー」



流星くんに声をかけて、台所で夕ご飯の準備を始めた。



私は何したらええんやろ…




淳太「Aー、の大毅の相手してくれへん？うるさくてしゃーないねん」




大毅「なんやねん！淳太が寂しがっとるから相手してやってるやん！」



淳太「誰も頼んでへんわ！あっちいっとけ」




『大毅くん、あっちで一緒にゲームせん？』



大毅「おー！ええよ！やろやろ！淳太なんか知らん」




ぷいと淳太くんから顔をそむけて、テレビの前へ行く。



淳太「ごめんなぁ、A」




『大丈夫ですよ。』



大毅くんとゲームを始める。



大毅くんも結構強かった。




大毅「A強いなぁ。」




ニコニコと楽しそうな顔をしてる大毅くん。




『そうかな？』



大毅「おん！もう1回やろや！」




もう1回始める。ご飯が出来上がるまで、ずっとやり続けた。途中からはまた望くんが参戦してきた。




智洋「そろそろご飯できるからテーブル片付けてやー」



智洋くんから声がかかってさっさと片付ける。

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