13.シャル「俺のモノだから。団長だろうと負けないよ」クロロ「あぁ、望むところだ」 ページ14
シャルside
コンコン
シャル「A?入っていい?」
念の修行から戻ってきたAの部屋のドアをノックする。
最近、みんながAにベッタリで近くに居れなかった。
だから、ちょっと寂しかったんだ。
俺がAを見つけたのに、みんなに取られて…
Aはそんな俺の気持ちを知ってか知らずか、楽しそうに今日あったことを話す。
クロロが頭を撫でてくたって報告を嬉しそうにするA。
シャ「そっか、そっか、良かったね…」
俺はそれしか言えなかった。
やっぱ、団長には勝てないよな…
そう、Aへの気持ちを封印しようとした…
のに、Aはそれをさせてくれない。
『シャル!いいとこ連れてってあげる!行こ!』
そう言って、俺の手を引くA。
シャル「A?!もう外暗いよ?!」
外はもう既に日が暮れていた。
『大丈夫!大丈夫!』
ほら行くよーと手を引くA。
着いた場所は、星が綺麗に見える場所だった。
『ここね、ボクのとっておきの場所なの!綺麗でしょー』
そう言って笑うAの姿は輝いていた。
『寂しいなーって時にここに来ると落ち着くんだぁ』
『シャル、さっき元気なかったからどうしたんだろーって』
気づかれてたんだ…
やっぱりAにはかなわないなー
シャル「ありがとう。元気でたよ。」
『あ、ここ誰にも教えちゃダメだよ?!ボクとシャルだけの秘密ね!』
そう言って悪戯っぽく笑うAに惹かれた。
なんだか、それが嬉しかった。
さっきまで嫉妬してたのがばかみたいだ。
Aは俺をちゃんと見てくれる。
誰が相手だろうと関係ない。
俺はAが好きなんだ。
どんどんAに惹かれていく。
Aを守るためならなんだってするよ。
こんな気持ちはじめてだった。
教えてくれてありがとう、A。
シャル「綺麗だねA」
____
シャル「あ、A。ノックした時なんかやってなかった?」
『ぇ?!ぁ、や、やってないよ?!』
シャル「ふーん…(怪しいなぁ)」
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作者名:颯 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2019年1月8日 0時