天使8 ページ9
滝沢side
心珀を家に送り届けて、帰ろうとした時、ジャニーさんに呼び止められた。
「どうだい?心珀は。」
心珀が部屋に入り、二人きりになってすぐジャニーさんが質問してきた。
心珀?
「そうですね、すごくいい子だと思います。」
俺の素直な感想だった。
少しの時間だったけど、一緒に過ごして、わかった。
すごくいい子だと。
「ジャニーズにも興味を持ってくれてるみたいですし、心珀ならジャニーズを変えてくれると思いました。」
「そうか、youもそう思ったか。だが、問題はどのグループに入れるか…」
直ぐにデビューさせるつもりなのか…
確かに心珀は顔もいいし、性格も問題ない。
ダンスと歌は、まだ分からないから…
「心珀をどこかのグループに入れるとしたら、ジャニーズWESTが1番いいと俺は思います。」
「なぜだ?」
「心珀はWESTが1番お気に入りらしいですし、WESTなら心珀を暖かく迎え入れてくれると思います。」
「そうか、じゃああとは心珀の意思次第だね」
心珀はどう思うんだろう。
急にジャニーズに入れなんか言ったら嫌がるかな…
でも、入りたいとは言ってたし、心珀なら…
「心珀を呼んできてもらってもいいかい?」
「はい。」
部屋にいる心珀を呼びに行く。
ドアを開けるとジャニーズWESTのCDが流れていた。
「心珀、ジャニーさんが呼んでるからちょっと来て」
『?はーい』
CDを止めて、俺が買ったうさぎを抱えて、とてとてと歩いてくる。
気に入ってくれたんだな…
俺が買ったぬいぐるみを嬉しそうに抱く心珀。
ちょー可愛い
そんなことを考えていたらジャニーさんが、
「心珀、心珀はジャニーズに入りたいかい?」
心珀は、一瞬考えて直ぐに答えを出した。
『僕は、、なれるんならなりたい、!』
「そうかい、じゃあ、入るかい?」
『いい、の?入りたい、!』
「あぁ、いいとも。明日から早速ダンスとか歌とかの稽古になるけどいいかい?」
『うん!いいよ!ありがとっ!おじいちゃん!』
「ふぉっふぉ((笑 お礼を言われるような事じゃないよ」
心珀は嬉しそうに笑っている。
「俺もできる限りのことはするよ」
『秀くん!ありがとっ!』
よかった、心珀がジャニーさんに拾われて…
ジャニーさんが心珀を拾っていなかったら心珀とは会えなかった。
ジャニーさんに感謝だな
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