天使4 ページ5
滝沢side
ジャニーさんに頼まれて、ジャニーさんの家に来た。
心珀くん?の世話をして欲しいってことだった。
ジャニーさんの話を聞くに、心珀くんはアルビノらしい。
アルビノは話でしか聞いたことなかったから、少し楽しみだった。
チャイムを鳴らす。
としばらくして、心珀くん?らしき人がでてきた。
ほんとに真っ白なんだ…
これが率直な感想だった。
気持ち悪いとは一切思わなかった。逆にすごく綺麗だと思った。
中に入ると、滝沢歌舞伎が止まった状態でついていた。
見てくれてたんだ…
なぜか無性に嬉しかった。
その後は、色々話して行くうちに、心珀くんがすごくいい子なのだとわかった。
ジャニーズに興味津々な心珀くんに質問する。
「心珀くんはジャニーズに入りたいとかって思うか?」
あった時、心珀くんは誰よりもキラキラしていると思った。
心珀くんがジャニーズに入れば、もっとジャニーズは盛り上がるだろうと思った。
心珀くんは入りたい、けど普通と違うからってあまりいい顔はしなかった。
きっと今まで色々言われてきたんだろう。
だからこそ、余計にジャニーズに入るべきだと思った。
心の痛みを知っている心珀くんだからこそ入るべきだと。
下を向いて、自分を気持ち悪いと言う心珀に対して、俺が守ってやりたい、という欲が出てきた。
「気持ち悪くなんかない。心珀は普通の人と何も変わらないよ。」
そう言うと、声を上げて泣き出した。
何を言うでもなく、落ち着くまで心珀を抱きしめて、頭を撫でてやることしか出来なかった。
心珀が落ち着くまでずっと抱きしめていた。
小さくて、細くて、今にも壊れそうなくらい儚かった。
しばらくすると、心珀も落ち着いてきた。
『ごめんなさい、泣いちゃって((苦笑』
申し訳なさそうな顔で謝る心珀。
「辛くなったらいつでも言ってよ。力になるから。」
『ありがとう、ございます。滝沢さん。』
滝沢さんってなんか嫌だな…
「滝沢さんってやつやめない?なんか他人行儀だから」
そう提案すると、少し考える素振りをして、言った。
『えっと、秀、くん?』
秀くんかぁ、いいな((笑
いつもはタッキーとかだから特別感があって嬉しい。
「うん。いいね」
にこりとして、心珀の頭を撫でると、嬉しそうな顔をする。
可愛いなぁ、
そう思った。
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