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Twenty-One ページ22

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なんでそんな顔するの?






なんて聞けるわけもなくて、早く顔拭かないと今酷い顔してるよってまた笑うから、気のせいかな、さっきの表情は。









5分もたたないうちに、部屋にはインターホンの音が何度も何度も聞こえて、多分連打してるんだろう





《もー、そんなに連打しないでよ》







はいはい、今開けますからねーってジミンちゃんについていって、ドアが開くのを後ろで待った









はぁはぁと息切れて、額からは少しだけ汗が垂れてる彼の姿を確認すると同時に私は抱きしめられた







久しぶりじゃないのに、久しぶりの感覚






懐かしくないのに、懐かしい体温









彼は私の肩に顔を埋めながら、ごめんって謝っている。じわっと肩が濡れていくのを感じて、ジョングクが泣いているんだなって理解した時には、私も涙が止まらなかった







「私こそごめんなさい」






「謝っても許されないと思うけど」







それぐらい私は彼に酷いことをした





それでも、首を横に振ってギュッと抱きしめる力が強くなった






「僕が……僕…」






鼻を啜りながら言葉を詰まらせてる彼と私だけ異空間みたいで、他に人はいないように感じる。私たちだけしかこの世で存在しないと錯覚するくらい私はジョングクのことで頭がいっぱいだった








それは、彼も。







そんな2人を見かねて、隣にいたジミンちゃんがこの空間をいい意味で打ち破ってくれた






《僕もう寝たいから、帰って?》






《ほら、早く》







そう言いながら私たちを押し出して、ばいばーいなんて手まで振っちゃって、可愛いなってジミンちゃんの気持ちに全く気付いてない鈍感彼女ちゃん









『とりあえず、歩こうか』







そういって、自分たちの家まで歩き出した

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あぽ(プロフ) - かわうそさん» ありがとうございますー!ぜひぜひ、楽しんでください!! (2021年5月29日 22時) (レス) id: a3b1bf1780 (このIDを非表示/違反報告)
かわうそ - 続編おめでとうございます!更新楽しみにしてます! (2021年5月29日 13時) (レス) id: 2b3a05bb5d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あぽ | 作成日時:2021年5月28日 10時

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