#49 同じクラス ページ2
･
そのまま月日が経ち、海人くんに
アピールされながらも2年生になった。
そしてクラス発表。
入学してきた頃よりもﾄﾞｷﾄﾞｷしている
自分がいる。
大きく張り出された髪を見ると、
『まさかの……』
蒼葉「今年も同クラだね、よろしく」
『やったー！蒼葉と同クラだ』
蒼葉「でもその他にもいるじゃん」
『……高橋海人と岩橋玄樹!?!?!?』
は？は？はぁ？
こんなことあっていいのでしょうか！
A組→神宮寺くん、萌色、遙花
C組→岸くん、永瀬くん
D組→私、蒼葉、海人くん、岩橋くん
F組→平野くん、桜和
紫耀「海人、Aと同じクラスやん！」
海人「嬉しすぎて泣きそう！」
おいおい、目立ってるぞ。
海人くんも私も。
どうしてくれんねんっ。
海人「あ、Aだ！」
海人くんが「おーい」と手を振ってきた。
私は躊躇いながらも小さく振り返す。
平野くんはﾌﾞﾝﾌﾞﾝと大きく手を振ってくれた。
永瀬くん以外のメンバーはﾆｺｯて。
このまま天に召されそうだわ……
『おはよ』
海人「おはよー！」
『ぐへっ』
海人くんに力強く抱きしめられました。
ひまわりみたいな匂いがする。
海人「好き」
『私も……』
この匂い好き。
海人くんの指がﾋﾞｸｯと動いた。
それで私は大きな間違いに気づく。
私 今「私も……」としか言ってない。
『か、海人くんの匂い好き』
焦って早口になったけど、
なんとか誤解されずに済んだ。
紫耀「びっくりした」
優太「私も……で止まってたら
すごい勘違いされてたな！ 笑」
海人「止まっててよかったのに」
『なんか、ごめんなさい』
もちろん友達として
海人くんは好きだけどね。
友達として。
友達として。
友達として。
海人「一緒に教室 行こう♪
蒼葉ちゃんも一緒にね」
蒼葉「あ、はい……」
よかった。
海人くん そんなに気にしてなくて。
でも、永瀬くんの顔が少し歪んでた。
気のせいかな。
私は一足先に行く海人くんを
追いかけて教室に向かった。
･
この時の私は知らなかった。
これから訪れる人生最大の自分のモテ期に……
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かいとん - おめでとうございます！他の作品も楽しみです。 (2020年2月16日 4時) (
レス) id: fb912074b2 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー☆(プロフ) - みーさんさん» ありがとうございます！！ (2018年10月1日 21時) (レス) id: 3719d2f160 (このIDを非表示/違反報告)
みーさん(プロフ) - 完結おめでとうございます(*^o^*) (2018年10月1日 1時) (レス) id: 2f3f1aaf25 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー☆(プロフ) - 亜美さん» りょーかいです！遅くなるかもですけど... (2018年9月22日 17時) (レス) id: 3719d2f160 (このIDを非表示/違反報告)
亜美 - 夜分遅くにすみません。中々読む事が出来ず、やっと読めました。リクエストの事なんですけど、書いて頂けるのなら番外編でいいですよ。 (2018年9月22日 3時) (レス) id: 805d57abf6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チェリー☆ | 作成日時：2018年8月11日 0時
