正反対カップル.3 (ページ37)

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帰宅ページ37

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『ただいま、我が家』

紫耀「ただいま、我が家」

『まだ紫耀の家じゃないでしょー』

紫耀「もう俺の家もAの家もバイバイしようや。で、新しい家を買う」

『完全に同棲するってこと？』

紫耀「うん」

『いいね』

紫耀「よっしゃ！じゃあ近いうちに家探さんと」

『そうだね』

今の私たちは半同棲というより、10分の9同棲みたいなもの。(語彙力)

『今から何するの？』

紫耀「んー、ラブラブする」

ディズニーランドを出たのは10時30分くらいで、帰る途中でご飯も済ませたし。
することがない。

紫耀はどういう思考でラブラブしたいと思ったのか。
まぁ暇だし、それでもいいんだけど。

『ラブラブするのもいいけどさぁ』

紫耀「もう決めたもん」

後ろから私を抱きしめる紫耀の腕。

『最近さ、噛みグセ無くなった？』

紫耀「前よりかは無くなった」

『あれは普通に痛かったからね』

紫耀「だってAが構ってくれへんねんもん。甘えたかったし」

『忙しかったの』

紫耀「今はめっちゃ甘える」

『ちょ、くすぐったい』

紫耀は私の肩に顎を乗せる。

紫耀「Aってやっぱりちっちゃいな。俺の腕にすっぽり埋まるもん」

『ひやぁ///』

こっちを向いて喋るから耳に息がかかって変な声が出た。

紫耀「そんなに可愛い声出して、誘ってるん？」

『耳元で喋んないで』

紫耀「俺の声好きなんやろ？」

確かに好きですけど…！
私が返答に困っていると、カプッと耳を甘噛みしてきた。

『しょ…///』

紫耀「Aは耳が弱いってこと知ってるで」

『意地悪…』

紫耀「A」

わざとイケボで私の名前を呼ぶ。

紫耀「感じてるん？」

『感じてない、よ』

紫耀「じゃあもっとやらしいことしよっか」

『やだ』

私が拒むと、紫耀は無理やり私の顎を紫耀に向けて唇に吸いついてきた。
あーぁ、完全に狼スイッチONになってるよ。

『んっ、ラブラブの域…超えてるよ』

紫耀「どこまでがラブラブなん？」

『デイープじゃないキスまで。それにまだ昼間だし』

紫耀「じゃあ夜やったらいい？」

『……』

紫耀「明日は俺らの記念日やしなぁ。ひとつになったまま明日を迎えるのもアリやで」

『紫耀っていきなり変態になるよね』

紫耀「男はみんな変態や」

『あっそ』

それにしても、明日で２年かぁ。
長いようで短かったな。
紫耀と付き合い始めて1日がより短く感じたもん。