正反対カップル.3 (ページ34)

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ディズニーランドページ34

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そして誕生日当日。
紫耀のでかい車に乗ってディズニーランドへ。

バレる可能性大だけど一応サングラスとマスクをつけた。
紫耀も私も。

紫耀は変装しててもカッコいいからバレるんだよね～。
そんなこと言ってやんないけど。

紫耀「ついた！」

『ちょっと緊張するね』

紫耀「大丈夫大丈夫」

車から降りて入場口へ。
こっそり恋人繋ぎなんかしちゃって。
今日は一般人として1日を過ごす。

紫耀「よし、入場や」

『紫耀の声ハスキーだから目立つ』

紫耀「俺の声嫌い？」

『好き』

紫耀「即答やんw」

色々しながらも無事に入場。
まずはやっぱり…

『カチューシャ買いに行こ！』

紫耀の手を引っ張りながらショップへ向かう。
可愛いものがたくさん。

紫耀「定番のミッキーとミニーやろ」

『だよね～』

紫耀「じゃあ俺はミニーな」

『え、あ、そっち？w』

紫耀「あえて逆に」

『いいね、それ』

2人ともサングラスとマスクつけてて、しかも男がミニーで女がミッキーとか変わったカップルだ。
ミッキーとミニーもある意味正反対？

紫耀「似合ってる？」

『うん、可愛い』

紫耀「Aも可愛い」

そう言いながら勢いよく抱きしめてきた紫耀。
バレるバレる！

『暑苦しい』

紫耀「こんなに肩出してたら暑くないやろ」

今日のコーデはオフショル。

紫耀「俺だけのAの肩をこんなに出して…」

『紫耀だけの私の肩って何？w』

紫耀「そのままです」

『あ、そうですか』

2人でクスクス笑いながらもアトラクションを決める。
最初はスプラッシュ・マウンテンにした。

『そっか、サングラス外さなきゃいけないのか』

紫耀「バレるやん」

でも絶対外さなきゃいけないから私たちは仕方なく外した。

「やっぱり！」

「本当だ…本物だ！」

早速バレました。

「Aちゃんと紫耀くんですよね？」

『はい、そうです』

「握手してもらっていいですか？」

『喜んで』

私はファンの子の手を優しく握った。

「思ってたよりも手が小さいぃ～！」

足をばたつかせて感動した表情を見せる女の子。
どこに感動してるんだこの子はw
可愛いなぁ。

「肌キレイ！」

「手もすべすべ！」

「顔小さーい！」

すごい褒めてくれる。

気づいたら周りに人だかり出来てるし！
いつの間に!?

サングラスとマスクでよく気づかれなかったな。