9話 ページ10
う志「!?!?」
私の頭を撫でていた2人が突然、肩を震わせ後ろを勢いよく振り返った
セ「朝ご飯出来ましたよ。イチャついてないで、運ぶの手伝ってください」
後ろを振り返ると、エプロン姿のセンラさんが微笑みながら立っていた
う「おぉ、怖!てか、早くね?」
セ「殆ど完成していたので、あとは温め直して盛り付けて終わりました。…それより、内の教訓忘れてませんよね?」
志「アー、ハラヘッタナー。チョウショクハコボー」
志麻さんは頭の後ろで腕を組ソファから立った
セ「全く…、油断も隙もないですね。ほら、あんたも行きますよっと!」
うらたさんや志麻さんと入れ替わる形でセンラさんがソファの前にくると、先程同様、お姫様抱っこをされた
『……』
セ「おや?今回は大人しいですね」
『何を言っても無駄だと分かったので…』
セ「あはは!まぁ、その通りやな」
ソファからテーブルまで距離はなく、直ぐにつきある椅子に降ろされた
セ「さて、食べましょうか〜」
坂「ちょっと待て!センラ!」
セ「なんやねん」
う「何、さりげなくそいつをそっち側に座らせてんだよ」
志「うらたさん、さかたん見苦しいで〜」
坂「まーしぃ、場所変わって!俺、彼女の隣がええ!」
志「ヤダ」
セ「ほら、さっさと座って食べようや」
結局、席は変わらずそのままになった
ちなみにこんな感じ↓
坂 . . う|キ
テーブル|ッ
セ 私 志|チン
席順であそこまで揉める必要があるのか正直疑問だが、決まったのならまぁいい
う「頂きます」
全-う「頂きます!」
『……頂きます』
うらたさんの合図でみんな箸を持ち、食事を進めた
特に、坂田さんと志麻さんは食べるスピードが早かった
私も、箸を持つのは持ったのだが、正直ここからどうしたらいいのか分からなかった
セ「どうかしたん?」
『あ……、いや……』
う「なんだ?嫌いな食べ物でもあるのか?」
『……』
セ「黙ってたら分からんで?」
坂「どうしたの?食べないの?食べないなら僕が貰うよ〜」
そう言うと坂田さんは身を乗り出して、私のらしき朝食に箸を伸ばした
セ「人の物に手を出すな!」
パシッ
センラさんが伸びてきた坂田さんの手を叩いた
坂「いったー!!冗談に決まっとるやん!!」
う「それで?どうしたんだ?」
志「大丈夫、怒ったりせぇへんから言ってみ?」
『……箸ってどうやって持てばいいですか……?』
実はこの発言が、世に言う爆弾発言だと言うのに私は気づいてなかった
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怜莉(プロフ) - ちょこさん» コメントありがとうございます!返信が遅くなりすみません……。更新出来るように頑張りますね! (2020年2月6日 22時) (レス) id: 0408e10153 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - この作品好きです!続き楽しみに待ってます! (2020年1月13日 22時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
莉緒那(プロフ) - 美咲さん» コメントありがとうございます!こんな駄作を楽しく読んで頂いて嬉しいです……!了解しました!今日中に結論を出したいと考えています! (2019年3月28日 13時) (レス) id: 0408e10153 (このIDを非表示/違反報告)
莉緒那(プロフ) - 鈴さん» コメントありがとうございます!こんな駄作を楽しく読んで頂いて嬉しいです…!なるほど、その場のヒントを出すと言うてもあるんですね!検討させて頂きます!今日中に結論を出したいと考えています。 (2019年3月28日 13時) (レス) id: 0408e10153 (このIDを非表示/違反報告)
莉緒那(プロフ) - 星宙☆*:さん» コメントありがとうございます!作者のことを考えて頂きありがとうございます…!思わず涙を流しました……。今日中に結論を出したいと考えています! (2019年3月28日 13時) (レス) id: 0408e10153 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:怜莉 | 作成日時:2018年11月29日 12時