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3話 ページ4

目を覚ますとそこは天国

……では無く、コンクリートの天井と壁があった

背中には、柔らかくフカフカした感触をしたものがあった

(ここは、どこ?)

首だけを動かし、周りを見わたした

??「あ、目ェ覚めたん?」

椅子に腰掛けていた、赤い髪と瞳をした人と目が合い声を掛けられた

赤「ちょっと待っとってな、今、センラ読んでくるは」

そう言うと赤髪の人はセンラーと言いながら部屋を出ていった

少しすると、先程の赤髪の人ともう1人、あの無人ビルの屋上で会った金髪の人が部屋に入ってきた

『っ!貴方は……!』

私は思わず上半身を起こした

金「おはようさん。よう、寝れたか?」

『なんで、私は生きているのですか?』

睨みながら聞くと、まるで聞こえていませんと言う風に私の質問には答えず話を進められた

金「まぁ、12時間も寝てたから、よう寝てるって言えるか」

『だから、なんで……って、……え?12時間…?』

赤「そうやで。君、ここに来てから12時間は寝てるで」

『嘘……』

赤「嘘やないで。…はい、俺の腕時計貸してあげる」

そう言うと赤髪の人は私の目の前に腕時計の盤を見やすいように高さなど調節して見せてくれた

その上にある針は、私があの建物を探している時間とほぼ同じだった

流石に、あの時から30分以上時間が過ぎていないとは考えられなかった

赤「信じてくれた?」

『…一応……』

正直、理解が追いつけないでいた

私の睡眠時間は基本的に3時間だ

4時間寝れればいい方、酷い時は30分で目が覚める時もあった

そんな私からすれば、自分自身がいつもの4倍もの時間寝ていたなんて考えられなかった

金「いや〜、ぐっすり眠ってたな。思わず、タヒんでもうたんかと思いましたよ」

赤「睡眠薬の効果時間以上に寝ていたから、僕たちびっくりしてたんよ?」

金「でも無事、目が覚めて良かったです」

そう言うと、金髪の人と赤髪の人は微笑んでいた

セ「さて、ひとまず自己紹介をしときますか。俺はセンラ。よろしゅうな」

坂「僕は、坂田だよ!よろしくね!」

金髪の人は貼り付けたような笑顔を、赤髪の人は人懐っこい笑顔をこちらに向けてきた

『あ、私は』

流石に、自己紹介をされて自分はしないなんて言う礼儀知らずでは無いし、それにセンラさんにかんしては、既に自己紹介をしている為どうせ坂田さんも知っていると思い、言おうとした

しかしそれは、いきなりセンラさんが私の口を押さえてきた事により出来なかった

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怜莉(プロフ) - ちょこさん» コメントありがとうございます!返信が遅くなりすみません……。更新出来るように頑張りますね! (2020年2月6日 22時) (レス) id: 0408e10153 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - この作品好きです!続き楽しみに待ってます! (2020年1月13日 22時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
莉緒那(プロフ) - 美咲さん» コメントありがとうございます!こんな駄作を楽しく読んで頂いて嬉しいです……!了解しました!今日中に結論を出したいと考えています! (2019年3月28日 13時) (レス) id: 0408e10153 (このIDを非表示/違反報告)
莉緒那(プロフ) - 鈴さん» コメントありがとうございます!こんな駄作を楽しく読んで頂いて嬉しいです…!なるほど、その場のヒントを出すと言うてもあるんですね!検討させて頂きます!今日中に結論を出したいと考えています。 (2019年3月28日 13時) (レス) id: 0408e10153 (このIDを非表示/違反報告)
莉緒那(プロフ) - 星宙☆*:さん» コメントありがとうございます!作者のことを考えて頂きありがとうございます…!思わず涙を流しました……。今日中に結論を出したいと考えています! (2019年3月28日 13時) (レス) id: 0408e10153 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:怜莉 | 作成日時:2018年11月29日 12時

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