15話 ページ16
坂「裏を見れば、他国より多く銃や麻薬、爆薬、色々なものが隠されとる。…それこそ、想像出来んぐらい多く…」
坂田さんは、苦虫を潰した様な顔をしていた
志「それに、そう言う関係の新薬が出来た時は、人体実験を、本人の許可無しでしとる奴らもおる…」
志麻さんは、俯いて話していた
『……!?』
人体実験、まさかこの国でそんな事が行われているなんて夢にも思わなかった
セ「他にも、一般には知られておらん事をぎょうさんしとるんよ」
う「その中には、国が行なっている物も確かにあるが、そうでない物も勿論ある」
志「そう言った物を全ては無理かもしれんけど、俺らは少しでも多く減らしたいんよ」
『そうだとして、どうして皆さんがその役目を…?』
全「……」
それぞれが、俯いたり、目を逸らしたりしていた
先程まで、スラスラと話していたのが嘘の様に、急に誰1人として言葉を発しなかった
触れてはいけない事だっらしい
『ごめんなさい、なんでもないです』
坂「……ごめんな」
坂田さんに犬の耳と尻尾が生えて、それが垂れ下がっている様に見えるのは、きっと私の幻覚だ
『気にしないでください』
う「すまない、今はまだ話せないんだ。……でも、必ず話す時は来るからそれまで待っていてくれないか?」
うらたさんは俯いていた顔を上げ、目を見て話した
私もそれに答える様に目を見て頷いた
『わかりました』
私の言葉を皮切りに、僅かな沈黙が生まれた
どうしても、確認したかった事があったので聞いてみた
『……あの、確認なんですけど…』
私がそう言うと、俯いていた顔を上げ私の方を見てきた
『皆さんがやっているお仕事は、世間から見たら悪い事かもしれないですけど、それはこの国を良くする為に行っている、と捉えていいんですよね?』
私がそう言うと、向かい側に座っているうらたさんと坂田さんは目をパチパチさせていた
う「あ、あぁ…」
セ「俺らがしている事を正当化しようとしたら、そういう事、や、な…?」
センラさんは隣なので、表情はよくわからないが、声からして動揺しているのは伝わってきた
『そうですか。……あ、私からの質問は終わりです』
坂「え?それだけでええん?」
坂田さんは更に目を見開いて、目をパチパチさせていた
『??はい』
志「もっとこう、なんかあるやろ」
志麻さんの方を見ると、眉を寄せていた
『何かとは…』
助けを求める為に、うらたさんに目を向けた
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怜莉(プロフ) - ちょこさん» コメントありがとうございます!返信が遅くなりすみません……。更新出来るように頑張りますね! (2020年2月6日 22時) (レス) id: 0408e10153 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - この作品好きです!続き楽しみに待ってます! (2020年1月13日 22時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
莉緒那(プロフ) - 美咲さん» コメントありがとうございます!こんな駄作を楽しく読んで頂いて嬉しいです……!了解しました!今日中に結論を出したいと考えています! (2019年3月28日 13時) (レス) id: 0408e10153 (このIDを非表示/違反報告)
莉緒那(プロフ) - 鈴さん» コメントありがとうございます!こんな駄作を楽しく読んで頂いて嬉しいです…!なるほど、その場のヒントを出すと言うてもあるんですね!検討させて頂きます!今日中に結論を出したいと考えています。 (2019年3月28日 13時) (レス) id: 0408e10153 (このIDを非表示/違反報告)
莉緒那(プロフ) - 星宙☆*:さん» コメントありがとうございます!作者のことを考えて頂きありがとうございます…!思わず涙を流しました……。今日中に結論を出したいと考えています! (2019年3月28日 13時) (レス) id: 0408e10153 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:怜莉 | 作成日時:2018年11月29日 12時