80話 ページ38
もう、恥ずかし過ぎ……
なんで、名前を呼ぶだけでこんなに恥ずかしいの……
セ「……」
言い出したセンラ先輩も何も言わないし…
『……何か言ってよ…』
セ「…っ！」
ちょっと拗ねた感じでいうとセンラ先輩の息を呑む音が聞こえた
セ「なんで、そないかわええの……？」
『可愛くないし…』
仕返しのつもりでセンラ先輩に同じことを聞く
『なんで、センラ先輩はそんなにかっこいいの……』
セ「生まれつきやな」
『……』
まさか、ドヤ顔で言われるとは思っていなかったので反応ができなかった
セ「……冗談やから間に受けんといて」
センラ先輩も、何も示さない私にどう反応していいのか分からないでいた
『実際、イケメンだからそう言ってもいいと思う。それに、事実だと思うし……』
そう、この先輩はどこからどう見てもイケメンだ
正直、私なんかが付き合っていいのかですら不安になって来た
そんな私の不安をよそに、センラ先輩は話しかけてきた
セ「なら、Aも自覚した方ええで？」
『何を？』
セ「……自分で思っておる以上にかわええって事」
『……/////！』
突然耳元で囁かれ、こそばゆいし、息が耳にかかって変な感じがし、顔に熱が集まる
セ「顔真っ赤……。……耳、…弱いん？」
『……////！ちょ、やめて……！』
また、耳元で囁かれなんかむずむずする
セ「かわええ……」
『可愛くないし！本当にやめて！』
セ「ごめんごめん」
その言い方、絶対に思ってないでしょ！
思わずセンラ先輩を睨む
でもそんなのは、なんの効果もなかった
セ「頬を染めながら上目遣いで睨まれても、かわええだけやからね？」
『〜〜！』
もう、なんなのこの先輩！
私を恥ずかしさで殺すき!?
セ「……」
『……！』
心の中で悶えていると突然、センラ先輩の右手が私の頬に触れた
思わず、肩をビクつかせ目を閉じた
セ「……A」
名前を呼ばれ、ゆっくり目を開けてセンラ先輩を見る
するとこちらを真っ直ぐに見つめながら、そのよく整った顔がゆっくりと近づいてきた
『…あ……』
もう一度目を閉じる…
センラ先輩の髪が顔にかかったかと思うと唇に何か柔らかい感触
(……私のファーストキスを奪ったんだから責任とってよ、センラ…)
触れるだけのキスをするとセンラ先輩は、離れていった
目を開けると柔らかい笑顔をしたセンラ先輩と目が合った
セ「…A、改めて、これからよろしゅうな」
『……っ！よろしくお願いします、センラ！』
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莉緒那(プロフ) - 爽薇さん、コメントありがとうございます！教えて頂きありがとうございます！！見直してすぐに直しますね！！ (2018年8月10日 10時) (
レス) id: 0408e10153 (このIDを非表示/違反報告)
爽薇(プロフ) - たまーに名前がそのままになってますよ〜(直せてないってことです。) (2018年8月10日 9時) (レス) id: 78c4449526 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜莉 | 作成日時：2018年8月8日 17時
