75話 ページ33
セ「─────僕とお付き合いして下さい」
『…!!』
え…
待って……
今、なんて？
お付き合いして下さい……？
誰が、誰と……??
セ「初めはな、ただ可愛ええって思ってたん。でもな、話している内にAちゃんの事気になって、気づいたら目で追って、Aちゃんの中俺でいっぱいにしたいって思ったん」
私が、頭の中を整理している間もセンラ先輩は話し続けている
セ「独占欲強いって思われても構わへん。やって俺、Aちゃんのことめっちゃ好きやもん」
『!!』
この先輩は、また、サラッと!!
セ「ごめんな、こんなこと急に言われても困るよな？返事は、無理にとは言わへん。でも、いつでもええから返して欲しい。じゃあ、おや────」
『待って!!』
気がつけば、私は少し声を荒らげてセンラ先輩を止めていた
セ「え？」
センラ先輩は目を見開いてこちらを見ていた
『あ、いや、あの』
(どうしよう、止めたのはいいけど何も考えてなかった……!!)
セ「……」
『ごめん、こんなこと初めてだからどうしていいのか分からなくて……！でも、ちゃんと答えたいから、今、ちょっとだけ、待って……!!』
セ「ゆっくりでええよ。俺は待つで？」
柔らかく微笑まれ、また顔に熱が集まってくる
『あのね、私、志麻にぃ以外の異性を信じる事が出来ないの』
セ「……」
『勿論、うらた先輩や坂田先輩、センラ先輩がいい人だってわかってるよ！って、あー、そうじゃなくて……！』
(私、何言ってんの!?)
『その、だから、あの、……センラ先輩に抱きしめられた時……、……嫌じゃなかったの…………』
ﾄﾞｸﾝｯﾄﾞｸﾝｯ
セ「え？」
(あぁ、自分の心臓の音がうるさい……!!)
『あ…、嫌とかじゃなくて、むしろ…………安心、出来た、の…………………………』
ﾄﾞｸﾝｯﾄﾞｸﾝｯﾄﾞｸﾝｯ
セ「…!!」
『つまり！何が言いたいかと言うと……』
ﾄﾞｸﾝｯﾄﾞｸﾝｯﾄﾞｸﾝｯﾄﾞｸﾝｯ
センラ先輩に聞こえてしまうのではと思う程、心臓がうるさい
(頑張れ、私……!!自分の気持ちに素直になるんでしょ!!)
私は1度目をきつく閉じ、自分に言い聞かせた
ゆっくり、目を開けるとこちらを真っ直ぐ見つめているセンラ先輩と目があった
ﾄﾞｷﾝｯ
『……私も、センラ先輩の事が好き、です……。こんな私でよければ、よろしく、お願い、しま、す………………』
セ「……!!!!」
最後の方は、聞こえるか聞こえないかの声になっていた
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莉緒那(プロフ) - 爽薇さん、コメントありがとうございます！教えて頂きありがとうございます！！見直してすぐに直しますね！！ (2018年8月10日 10時) (
レス) id: 0408e10153 (このIDを非表示/違反報告)
爽薇(プロフ) - たまーに名前がそのままになってますよ〜(直せてないってことです。) (2018年8月10日 9時) (レス) id: 78c4449526 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜莉 | 作成日時：2018年8月8日 17時
