63話 ページ21
只今、本当なら講堂に行き部活動紹介を見ているはずなのですが、何故か、何故か拉致され、多目的ホールにS組全員といます
う「安心しろ、先生には後で俺から言うからなんも心配するな」
いやいや
律儀に私の言葉に答えてくれたのは嬉しいけど、問題はそこじゃないからね？
うらた先輩は、私の考えを絶対に気づいた上での返答をしていた
『うらた先輩？私が言いたい事を分かってるよね？』
う「Aちゃんも、俺が言うこと分かってるよな？」
笑顔で言えば、うらた先輩も笑顔で答えたと言うより質問に質問で答えた
『はぁ、あの私はS組には来ませんよ？』
う「なんで？あんな実力があるのに？」
『剣の事ですか？それは、志麻にぃが家に帰ってくる度に相手をしているので必然的に強くなっただけですよ』
う「残念だけど、その事じゃねえ」
『え？』
てっきり、剣の腕前だと思っていたので少し拍子抜けした
う「やっぱり、気づいないんだな」
はぁ、とため息を吐いたうらた先輩に少しイラッとした
『何にですか？』
う「いいか、俺がお前をここに連れて来たのには理由がある」
坂「そう言えば、僕達何も聞かされずにここに来たね」
え、分かった上で私を拉致したんじゃないの？坂田先輩
う「Aちゃんは、無意識のうちに使っていたのかもしれないが、Bじゃ、いや、S組の1年でも使えないものをAちゃんは使っていたんだよ」
『！？』
う「まず1つ目は、あの剣だ」
『…剣なら、魔法が使える人は誰でも出せるじゃない』
剣は、どんな魔法よりも簡単な魔法で、全ての属性共通の魔法でもある
魔法が使えるようになったらまずは剣から、と言われるほど当たり前なのだ
う「確かにそうだが、問題は出せる出せないじゃない。時間だ」
『時間？』
う「普通、B組は剣を作るのに早い奴でも2秒はかかる。いや、この際、B組の事は考えないとするか」
2秒…
確かに私からしたら遅い
恐らくだけど、私は剣を作るのに1秒も使っていない気がする
でも、それは私だけではない
『確かに、私が出した剣の時間は短いかもしれないけどルスくんと変わらないはず』
う「確かに、luzくんも早いが、luzくんが剣を作るのにかかった時間、およそ0.5秒。Aちゃんは、……0.1秒」
『！！』
早すぎる
ルスくんですら、あの局面で0.5秒かかったものを0.1秒しかかけていないのは早すぎる
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莉緒那(プロフ) - 爽薇さん、コメントありがとうございます！教えて頂きありがとうございます！！見直してすぐに直しますね！！ (2018年8月10日 10時) (
レス) id: 0408e10153 (このIDを非表示/違反報告)
爽薇(プロフ) - たまーに名前がそのままになってますよ〜(直せてないってことです。) (2018年8月10日 9時) (レス) id: 78c4449526 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜莉 | 作成日時：2018年8月8日 17時
