60話 ページ18
ﾋﾟｰ
無機質な音が訓練室に響いた
私は瞬時に水の剣を作り、前衛を担当するらしいルスくんに斬りかかった
l「…っ！」
ルスくんは、私が来ると分かった瞬間直ぐに光の剣を作って、防御した
私とルスくんはそのままどちらともなく後ろに下がった
l「あっぶな…」
私はもう一度ルスくんに斬りかかる為に地を蹴った
筈だった
私はその場に固定されていた
ルスくんの後ろを見ると成瀬くんが床に手をついていた
成る程、床を通して私の真下にツルを張っていたのか
そして私が走り出すと同時にそれを私の足に巻きつけたのだ
n「luz！いまだ！！」
l「はぁ…!!……っ?!」
ルスくんの攻撃が来ると思い身構えたが、それが来る前にルスくんは吹き飛ばされていた
後ろを振り返ると手を掲げた爽くんが立っていた
S「Aちゃん、今だ！」
私は、成瀬くんのツルを剣で斬り裂いた
n「…！しまっ……！！」
近場にいる成瀬くんには斬りかからず、成瀬くんの周りに水を張った
言うなれば、水の檻だ
そしてそのまま、爽くんの攻撃により体制を崩したままのルスくんの方に走って行った
『はぁ……！！』
ｽﾞｻｯ
剣を振り上げ、私はルスくんの真横のに剣を突き刺した
ﾋﾟｰ
再び無機質な音が訓練室に響いた
う『そこまで！勝者、S組椎名爽、B組月崎A！』
うらた先輩の声が訓練室に響き、私は魔法を解いた
S「やったね！Aちゃん！」
爽くんが走って私の所に来た
『爽くん、ありがとう。あの時、ルスくんから守ってくれて』
爽くんとハイタッチをしながらお礼を言った
気がつくとルスくんは自力で立ち、成瀬くんはこちらに来ていた
n「ごめん、Souのこと見きれていなかった」
l「いや、俺もAちゃんの方に集中し過ぎてた」
店「4人ともいい試合だったよ〜」
店長先輩が拍手をしながらこちらに近づいて来た
周りを見ると審判を担当していた3人もこちらに来ていた
セ「いや〜、凄かったで、4人とも！」
そ「レベルの高い試合だったな」
志「流石！俺の練習相手をしているだけあって圧倒的やったなぁ、A！」
『あはは…、まぁね……』
そう、私がルスくんに勝ったのはこの兄のお陰なのだ
家に帰って来るなり、剣の模擬戦をいつもさせられていたのだ
しかも中学時代、剣で全国に出たことのある人ですよ
そりゃ、強くもなりますよ…
私は苦笑いを浮かべながら答えた
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莉緒那(プロフ) - 爽薇さん、コメントありがとうございます！教えて頂きありがとうございます！！見直してすぐに直しますね！！ (2018年8月10日 10時) (
レス) id: 0408e10153 (このIDを非表示/違反報告)
爽薇(プロフ) - たまーに名前がそのままになってますよ〜(直せてないってことです。) (2018年8月10日 9時) (レス) id: 78c4449526 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜莉 | 作成日時：2018年8月8日 17時
