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信頼と親愛 ページ37

「話してくれてありがとうございました」

頭を深々と下げる山崎を前に、私は心が軽くなったのをヒシヒシと感じていた。

こんな話題は今まで人に出したことが無かったし、
認めたくはないが、多少こいつには信頼を置いているので、色々な会話を交わしたことで、得たものも大きかったように思える。



「改めて聞くけど、私の事好きなの」

「当たり前じゃないですか」


照れた様子でそう返す山崎を見て、ようやく自分の気持ちに決心がついた。

暗い気持ちに浸る私は似合わない。どうせなら怖がらずに恋をしてみようと、過去の自分も受け入れてくれるこいつとなら悪くないのかもしれないと



「じゃあ付き合ってみるか」

「...えっ、Aさんそれ意味わかって言ってます?」


突然のことに困惑する山崎を見ていると、前世で私から告白した時のことを思い出した。

あの頃も自分の抱いている気持ちに気付きたく無くて必死だったなと、とうに昔のことのはずなのに昨日の事のように感じる。


「で、でもAさんまだ未成年ですし」

「もうすぐ大人だし、そんくらい誤差の範囲内だろ。気になるなら聞きゃいいじゃん」


デジャヴを感じる、だとか言いながら悩んでいる山崎を傍らに、私と山崎が付き合うことはアウトなのかを確認すべく、近藤さんとマヨ方に質問と題したメッセージを送った。タイミングが良かったのか、2人からはすぐに了承の返信が来た。


「待って一旦整理させてください。
Aさんも俺の事好き、ってことで解釈あってますか?」

「いちいちそういう事聞くなよ」

「どうなんですか」


そう言いじっと此方を見つめてくる山崎の視線を無視するかのようにそっぽを向いていると、椅子から立ち上がって私の隣にまで歩いてきた。


「ちゃんと自分の口で言ってくださいよ」


そう言って子どものように不貞腐れた様子を見せる山崎に根負けし、心臓の鼓動を落ち着かせ、そうだよ。と一言返事をした。

認めることに恥ずかしさはあったが、山崎はそれ以上何も追求してこなかったので、逃げるように私は自室へと戻った。


その後リビングから雄叫びか聞こえてきたのは言うまでもない

コタツに潜ると暑くなる→←何事もタイミング 山崎side



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二宮瑠夏(プロフ) - 面白いです!すっごい気になるので更新頑張ってください! (2022年4月7日 12時) (レス) @page41 id: 36dca4defb (このIDを非表示/違反報告)
甘みかん味(プロフ) - シディアさん» コメントありがとうございます!そんなこと言って頂けて幸いです!!是非推してあげてくださいーー! (2021年12月7日 17時) (レス) id: e647edf408 (このIDを非表示/違反報告)
シディア - 僕山崎と土方推しだけど夢主ちゃん推しに変わろうかな。山崎と夢主ちゃん尊すぎる。ダメだ。これは夢主ちゃん推すしかない。 (2021年12月3日 21時) (レス) @page40 id: 939d5c7779 (このIDを非表示/違反報告)
甘みかん味(プロフ) - りんこさん» 人間いつ死ぬかわからないですからね!!笑亀更新ですが頑張ります!! (2021年4月3日 17時) (レス) id: e647edf408 (このIDを非表示/違反報告)
りんこ(プロフ) - いつも拝見させていただいています。ええっ!主人公死んだよ!もしかしてもう終わり…っと思ったら現世に飛んでホッと一安心してました。何だかんだで子供な夢主とそれに優しく応える山崎が好きです。これからも楽しみにしてます! (2021年4月3日 17時) (レス) id: 5b2ad52f60 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:甘みかん味 | 作成日時:2021年4月3日 14時

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