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『もしもし、お兄ちゃん…？』
良く考えたら電話番号しか知らなかった。
何か悲しくなった。メールしたい……
「«おう、どうしたァ？»」
『私、仮免取ったよ。』
「«……あ？»」
オイオイ、流石にその反応は薄くねェか？
それからも何も言わないので、説明する事にした。
『今日、試験があってね。しのぶさんたちも受けたんだよ。』
「«胡蝶がァ？»」
『あ、勿論取ってたよ。それでね、一応報告しとこうと思って。』
「«……そうかァ»」
『事前に伝えてなかったし……急で御免。』
しのぶさん、伝えなかったんだな。
というか御館様の命令なんだろうから……
待てよ、しのぶさんたちが受けた理由聞いてねェわ。
『じゃ、それだけだから。またね。』
「«……おう»」
てか本当に、反応がうっすい！！
何だそんなにビックニュースじゃなかったか!?
メール知らねェのも悲しいけど、これも悲しい。
『あ、轟。ちょっと良いか。』
状況を瞬時に把握し、最善を尽くす。
あの時、私は出来ていなかった。何方も。
『轟に止められた時、ちゃんと話を聞くべきだった。』
お前の事だから、夜嵐の事も考えてたんだろ。
まだ喧嘩してなかったみたいだし、お互い受かる様にしたかったんだろ。
『轟と夜嵐が言い合ってるのに気付いた時、止めてたら間に合ってたかもしれねェ。』
多分、私なら止められてた。
私以外に止められる奴は居なかった。
あの場には、二人共と話せる奴は私しか居なかったから。
『殴ってでも、止めるべきだった。』
「否、殴られるのはちょっと……」
こんッの糞天然が。そうじゃねェだろ普通。
まぁ、今はそう言われた方が良かったかも、な。
･
『砂藤、お前お萩作れるか。』
実弥の反応が薄かった事にショックを受けた私は、好物のお萩をあげようと思い立った。
そして、私は作れないという現実に引き戻される。
でも砂藤なら作れるかもしれない、と思いついた。
「作れるけどよォ、漉餡か粒餡……何方だ？」
答える寸前、後ろから声が聞こえて留まる。
勝己「後で表出ろ。てめェの個性の話だ」
バレてんなこれ、念の為尾行するか。
「……おい、」
『あー、両方作る。』
お萩は、お互い暇な休みの日に作る事になった。
図に乗った私は、口田に兜虫取るの手伝え、と言った。
口田は、めっちゃ素直に頷いてくれた。
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五十珠(プロフ) - 猫築かなめさん» ありがとうございます！ (2021年2月18日 16時) (
レス) id: 3b2db9dbf2 (このIDを非表示/違反報告)
猫築かなめ - 両親、母親、等の家族系か、戦友等の前世系、物などで良ければ個性、世界等もありますよ (2021年2月18日 16時) (レス) id: 8f5697df22 (このIDを非表示/違反報告)
紫月 - 五十珠さん» 悪だくみ……。鬼さん怖えよ (2021年1月20日 19時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
五十珠(プロフ) - りーたん☆さん» ありがとうございます！ (2020年12月30日 14時) (レス) id: 3b2db9dbf2 (このIDを非表示/違反報告)
りーたん☆ - 爆豪が伝えたい言葉ってもしかしてすk＿＿＿＿＿＿『はいそこで止めようか』ぐぬぬ。おまえは誰だよ。『神だ』ドーンうそだ！神がそんな人なわけない！ガミガミ『五十珠さん、忙しいんですね。わかりますわかります。私は待ってるんで！これからも応援しています！ (2020年12月19日 10時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二見 | 作成日時：2020年11月23日 20時
