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No、side
現在地は校長室。鬼舞辻は先程の部屋で待機。
テレビには、先程の部屋の映像が流れている。
「皆分かっていると思うけれど、今日皆を集めたのは……」
『鬼舞辻の件、ですね。』
「その通りだよ」
Aや伊黒らの表情は、不機嫌そのものだ。
伊黒のは、Aが御館様の話を遮ったから。
その他の奴は、鬼舞辻の所為であるのは明白。
「彼は、自ら
「……俺は未だに、彼奴を許せない。此処に留めておく事に関しては、納得出来かねます」
「でもね実弥、彼は日中にやって来たんだ。つまり鬼ではない可能性が高い。様子見って事では駄目なのかい？」
「様子を見ている間に何かあった場合、悔やまれませんか？死者が出れば只事では済みませんし。」
柱が意見を述べる中も、Aは黙っている。
拳は震えて、額には青筋が浮かび続けている。
殺気が消えている訳でもない。只、話さない。
「私はね、鬼舞辻が味方につけば好転するのではないかと思っているんだ。」
『……鬼についての情報が得られる、今の状況が分かる。』
「！……あぁ、そうだよ」
端から見れば、落ち着いているように見える。
だが、そんな事はない。言葉には籠っている。
恨みや怒り。嫌悪や憎悪が言葉に籠っている。
『……私は、どちらが正しいのか分からない。』
「何も考えを持てないと？」
『反対です。何方かと言えば、反対ですよ。』
「なら、素直にはん……」
『でもそれは、鬼舞辻に対しての嫌悪が勝ち、今後を見れていないからです。』
その台詞に、その場の皆が目を見開いていた。
御館様も予想外の返答だったのか、固まった。
鬼舞辻の前で見せた態度とは、明らかに違う。
今のAは、鬼を恨んでいるだけではない。
「(今後殺られる奴の数を事を考えて、か？)」
「(何だよA……ヒーローしてんな)」
つまりそれは、前世の事を引きづっていない。
今の人生。今世の中を生きていると言う事だ。
吹っ切れた様な様子だ、その場の者は思った。
『ヒーローとしてか、鬼殺隊としてか。両方を取っての最善はないです。』
立ち上がったAの表情は、変化していた。
『なので、私は帰ります。
その場に合わない笑みを浮かべ、そう言った。
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五十珠(プロフ) - りーたん☆さん» お褒めに預かり光栄です！無惨が出てくるの、随分と遅れましたね。すみません…… コメント元気出ます！いつもありがとうございます！ (2020年11月16日 19時) (
レス) id: 3b2db9dbf2 (このIDを非表示/違反報告)
りーたん☆ - ついに、無惨が出てきましたね！！無惨の頭を心配しないって……。wwwwwごめんなさい。笑っちゃう。五十珠さん、小６でこんな感動する物語を……。その能力、同じ小６の私に分けて欲しい！！羨ましいです！！(来年で中学生。私も楽しみです) (2020年11月16日 17時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
五十珠(プロフ) - りーたん☆さん» あれは泣きます！長男力が尊い……というか推しじゃないけど推せる！私は小6ですよ！ (2020年11月13日 18時) (レス) id: 3b2db9dbf2 (このIDを非表示/違反報告)
りーたん☆ - 無限列車、観たんですね！！私もです！最後の猗窩座が逃げる時、炭治郎の言葉に泣きました(´；Д；`)後、猗窩座の口調が掴めないのは分かります！！5期は…来年の四月くらいでしたっけ？(話の展開がはやい人)もしかして今、五十珠さんは小６？ですか？ (2020年11月12日 19時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
五十珠(プロフ) - ちかぱさん» ご指摘ありがとうございます！直しました！ (2020年10月30日 22時) (レス) id: 3b2db9dbf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二見 | 作成日時：2020年10月25日 20時
