103話 ページ8
「次Aだな！！」
「何やらかすかな！！」
瀬呂と上鳴が目を輝かせながら言う。誰が見ても彼らはワクワクしていた。
「お前ら自分が負けたからってそーいうのはダメだぜ！」
切島の言葉に、瀬呂と上鳴はスッと真顔になった。
「つーかお前まだ控え室行かなくていいのかよ？」
「Aのは見ときてぇんだ！」
切島が何故か気合いを入れて会場に視線を戻した時、ゲートからAと芦戸が出てきた。
担任公認のクレイジーガール！
ヒーロー科 緑谷A！！
クレイジーガールには酸が毒！？
同じくヒーロー科 芦戸三奈！！»」
Aは呑気に欠伸をしており、それを見た芦戸は少なからず腹を立てたようで鼻息を荒くしている。
芦戸が先手必勝だと一気に駆け出す。
Aは「最早テンプレだよなソレ」と酸を避けた。
「くっ……やっぱ反応ヤバい！」
何度も酸を飛ばすが、Aに当たらない。会場のコンクリートが数箇所ドロドロと溶けている。
「Aあいつ、いつもは自分から近接に持ち込むのに……」
「距離取ってるな。さすがに警戒してるか」
「«Aヒョイヒョイかわす！ 芦戸ドンドン飛ばす！ お互い攻めきれてないが……芦戸優勢か！？»」
相澤が目を細める。
いや、芦戸も攻めきれてない。
Aもただ避けてるわけじゃない。
�犖沈��瓩了箸な�……これからの動きによってはどちらにも可能性はあるが──────･･･
「(このままじゃいつか隙をつかれる！)」
なら──────
「近接で攻める！！」
Aが酸を避けて体勢が崩れた瞬間を狙って、芦戸が間合いを詰める。反応される前に、と蹴りを繰り出した。
『ほら。ここまでがテンプレ』
体勢を低くして蹴りをかわす。間髪入れずこめかみを蹴る。芦戸は腕でガードしたが数メートル先に吹っ飛んだ。
「«おおっとここでA初攻撃！！»」
プレゼントマイクが、やっぱり強威力だ、と言っているとだんだん会場が暗くなっていく。
『竜巻がどうやってできるか知ってるか？』
「…………やば」
芦戸が頭上を見ると、会場の上空に積乱雲ができていた。
会場の幅程はある竜巻が芦戸に迫っていく。逃げ場がない。芦戸は「こんなん無理でしょ！」と叫んで白線を跨いだ。
「芦戸さん場外！ 緑谷さん二回戦進出！！」
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シグマを襲いたい/// - しょしょ！！ショウガクセイ？！わわわわわわたしもデス………いいなあ！ぜひ文才わけ((( (2020年9月24日 22時) (
レス) id: d344c61285 (このIDを非表示/違反報告)
月見猫(プロフ) - 「約束から。」は「約束したから。」ではないでしょうか？ (2020年9月12日 23時) (レス) id: d7b6c8461a (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱぁん(プロフ) - いつも楽しみにしてます！ちょっと気になったので話させていただきたいのですが、死体は鬼が食べてしまうのでいないのは普通かも……？と思います！失礼しました！これからも楽しみにしてます！ (2020年8月25日 20時) (レス) id: 433180b790 (このIDを非表示/違反報告)
モダエミン(プロフ) - 続編おめでとうございまっす！続編楽しみにしていたので嬉しいですぃ！これからの物語がどうなるのかとても楽しみですぅ！更新頑張ってください！応援していますぅ！ (2020年8月19日 18時) (レス) id: 971db014c2 (このIDを非表示/違反報告)
月見猫(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも頑張ってください！ (2020年8月19日 18時) (レス) id: d7b6c8461a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二見 | 作成日時：2020年8月19日 17時
