135話 ページ40
────────職場体験３日目。
脳無が現れたらしい。
は？ え？ ちょっとパニック。いきなり過ぎて食ってたクレープ半分くらい落としてしまった大事件だ。
現場に向かうエンデヴァーやサイドキックを追って走っていたとき、スマホがピロンッ、と鳴った。
「誰だこんな時に！」と思ったが、隣を走っていた轟のも鳴ってたから嫌な予感がして走りながらスマホを開く。
『(お兄ちゃんから位置情報……？ 一括送信……)』
マジで嫌な予感なのかよ！！
「焦凍！ セレスト！ 事件だ、ついてこい。ヒーローというものを見せてやる！」
エンデヴァーが話しかけて来てるがそれどころじゃない。
送られてきた場所は近くだ。つまり保須！
それに飯田の気配がする────･･･気がする！！！
「ケータイじゃない俺を見ろ焦凍ォ！！」
『轟！ 先行け！ 多分お前の方が対応出来る！』
轟がハッと顔を上げた。すぐに頷くと、くるっと踵を返して送られてきた場所に走って向かっていく。
「どこ行くんだ焦凍ォ！！！」
「江向通り4-2-10の細道。そっちが済むか、手の空いたプロがいたら応援頼む。名前ならすぐ解決出来んだろ。友だちがピンチかもしれねえ」
超簡潔〜！！
私が残る意味あんまなくね？
まあいいか。
轟が向かった方に手を伸ばして固まっているエンデヴァーに「止まんなよプロヒーロー！」と叫べば動き出した。
「把握してるなら説明しろ！」
把握？ 無理だろこんなん。でもまあ……
『アンタの予測が当たったんだよ。さっき轟が言った場所に、多分ヒーロー殺しがいる。職場体験中の雄英生が対敵してるからプロヒーローの応援がいるんだ。ピンチだろ？』
私が轟に活躍伝えてやるからヒーローしてくれ、と言うと、思いのほかやる気を出してくれたっぽい。
やるべきことはやったから私も早くお兄ちゃんのところに行こうとした時、エンデヴァーに「待て！」と止められた。そりゃそうなるよな、と思いつつ「なんだ」と聞き返す。
「こちらの状況もそちらの状況も把握できていない。こちらに対応できない奴をすぐ向かわせる。お前も向かうにしても今向かうより、プロと向かった方がいいだろう」
指示……か。
さすがに無視して行くわけにはいかねえな。
『ごもっとも。じゃ、さっさとこっち終わらせましょう』
少し先で大暴れている脳無を捉える。スピードを上げたエンデヴァーを追って、一歩後ろで戦闘態勢をとった。
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シグマを襲いたい/// - しょしょ！！ショウガクセイ？！わわわわわわたしもデス………いいなあ！ぜひ文才わけ((( (2020年9月24日 22時) (
レス) id: d344c61285 (このIDを非表示/違反報告)
月見猫(プロフ) - 「約束から。」は「約束したから。」ではないでしょうか？ (2020年9月12日 23時) (レス) id: d7b6c8461a (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱぁん(プロフ) - いつも楽しみにしてます！ちょっと気になったので話させていただきたいのですが、死体は鬼が食べてしまうのでいないのは普通かも……？と思います！失礼しました！これからも楽しみにしてます！ (2020年8月25日 20時) (レス) id: 433180b790 (このIDを非表示/違反報告)
モダエミン(プロフ) - 続編おめでとうございまっす！続編楽しみにしていたので嬉しいですぃ！これからの物語がどうなるのかとても楽しみですぅ！更新頑張ってください！応援していますぅ！ (2020年8月19日 18時) (レス) id: 971db014c2 (このIDを非表示/違反報告)
月見猫(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも頑張ってください！ (2020年8月19日 18時) (レス) id: d7b6c8461a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二見 | 作成日時：2020年8月19日 17時
