129話 ページ34
「……」
飯田がペンを持ったまま回想する。
「天哉……昨日……言おうか迷ってたん……だけどな。足の感覚が全くねえんだ」
「そんな……ウソだ!」
「ヒーロー……インゲニウムは多分……ここでおし……まいだ」
「ダメだ! これからもっと多くの人を導くんだ、兄さんは!! 嫌だよ!!」
「俺だって……嫌だよ……だからさ……お前が良いなら……」
──────この名……受け取ってくんねえか。
ホワイトボードに“インゲニウム”のインまで書いたが、唇をかみ締めて手を止める。
僕はまだ────────･･･
「あなたも名前ね」
教壇に立つ飯田は下を向いていた。
立てられたホワイトボードには、天哉と書かれている。
『……うん、よし』
と呟いてAが立ち上がる。
上鳴や瀬呂、切島は少し嫌な予感がしていた。
Aが教壇に立つ。
その表情は真剣なものだった。
『�爛札譽好鉢瓠�
殴り書いたのような字体だったが、ホワイトボードには薄くペンの跡が残っていてかなり悩んだことがわかる。
予想外だったのかミッドナイトさえも黙った。しばらく間を置き、チラホラ「おおー」と感嘆の声が聞こえてくる。
『なんだよ！』
「いやー、お前が真面目でビビったというか……」
「もっとヤバそうなの覚悟してたっていうか……」
上鳴が「爆豪みたいな」と付け足す。
Aは文句というより暴言を吐きながら席に戻った。
「……」
これしか……ないよな。
出久が席を立つ。教壇に立った彼はとても堂々としている。
ホワイトボードを立てると、皆が目を見開いた。
「えぇ緑谷いいのかそれェ！？」
うん、と答える。
「今まで好きじゃなかった。けど、ある人に�牋嫐��瓩鯤僂┐蕕譴董帖痛佑砲老觜修幣弖發如帖調鬚靴�ったんだ」
「いつまでも雑魚で出来損ないの�爛妊��瓩犬磴覆い勝帖牒燹峇萃イ�!!」って感じのデク�瓩�!!」
「これが僕のヒーロー名です」
＊
職員室でパソコンと向き合っていたセメントスが「あれ」と呟く。
「1年の指名今頃来てますね。1名」
緑谷くん来てますよ、というセレストスにオールマイトが「へえ！！ どれどれ……」とパソコンを覗き込む。
「！！！！ この方は……」
これでもかと目を見開き、口をあんぐりと開けていた。
＊
「爆殺卿！！」
「違うそうじゃない」
『かっちゃんにしたら？』
「しね！！！」
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シグマを襲いたい/// - しょしょ！！ショウガクセイ？！わわわわわわたしもデス………いいなあ！ぜひ文才わけ((( (2020年9月24日 22時) (
レス) id: d344c61285 (このIDを非表示/違反報告)
月見猫(プロフ) - 「約束から。」は「約束したから。」ではないでしょうか？ (2020年9月12日 23時) (レス) id: d7b6c8461a (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱぁん(プロフ) - いつも楽しみにしてます！ちょっと気になったので話させていただきたいのですが、死体は鬼が食べてしまうのでいないのは普通かも……？と思います！失礼しました！これからも楽しみにしてます！ (2020年8月25日 20時) (レス) id: 433180b790 (このIDを非表示/違反報告)
モダエミン(プロフ) - 続編おめでとうございまっす！続編楽しみにしていたので嬉しいですぃ！これからの物語がどうなるのかとても楽しみですぅ！更新頑張ってください！応援していますぅ！ (2020年8月19日 18時) (レス) id: 971db014c2 (このIDを非表示/違反報告)
月見猫(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも頑張ってください！ (2020年8月19日 18時) (レス) id: d7b6c8461a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二見 | 作成日時：2020年8月19日 17時
