118話 ページ23
私は、どこかで優越に浸っていたのかもしれない。
前世で命をかけて戦っていて、多くの死線をくぐってきて、どこかで先を行っている、と。
そんなことはなかった。
みんな、私より高い志でヒーローを目指している。
なんなら私の方が劣っている。
人を──────･･･
仲間や敵、私を背負って、今まで通り戦えるだろうか。
『私が本気じゃねェとかどうでもいいだろ……』
「俺がとるのは完膚なきまでの一位なんだよ！！」
ああ、ほら。こういうことだったんだ。
私は�狷瓦讚瓩鮨�じて突き進めない。
まだ心の底に残っている微かな�狒�しみ�瓩世韻任海海泙任�た。
『(そうだ、ビビってる)』
みんなから離れていってしまうことにビビってる。
「僕は律都嬉に挑戦する! 僕も律都嬉に勝つ!!」
「てめぇは最後にとっといてやんだよ」
『あ"〜！ もうグチャグチャにしてやる！』
考えるな！！
効率だとか目立つだとかどうでも良い。
私がやりたいように……不死川 Aが感じるままに！！
限界なんか知らない。
『──────全集中・風の呼吸 弐ノ型 爪々・科戸風！！』
＊
中で黄金の光が渦巻いている。
そのまわりをぐるぐると風が旋回していた。
「«あれは……刀！？»」
プレゼントマイクが驚嘆して叫んだ。
「いやいや嘘だろ！ そんなことも出来んのかよ」
宇髄が「個性すげえな」と何故か神妙な様子で呟く。隣の不死川は、驚きからかはたまた興奮からか、立ち上がっていた。
「(今のは呼吸だった。動きのキレが違う。前世のときみてェな……まさか、今まで全集中の呼吸をしてなかったのかァ？)」
寸前で斬撃を避けた爆豪にかわりモロに技を受けたコンクリートは、深く鋭くえぐれていた。
「あの刀どうなってんだ？ 雷を圧縮でもしてんのか？」
太陽光が当たってキラキラと光る刀に注目する宇髄。
しかし、Aがパチンと指を鳴らすと、刀は消えてしまった。宇髄が言葉にならない驚きの声に上げる。
「てめぇ…！！」
会場では、爆豪がこれでもかとキレていた。
『うるっせんだよいちいちよォ』
瞳孔が開いている。
ガラリと雰囲気が変わった。
不死川はAを凝視している。
『お前との勝負にオールベットしてやる！ 無一文になったら養ってくれるよなァ？ 私は今ルビーマロンが食べたい』
今のAに、記憶の中の刀を振るう姿を重ねた。
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シグマを襲いたい/// - しょしょ！！ショウガクセイ？！わわわわわわたしもデス………いいなあ！ぜひ文才わけ((( (2020年9月24日 22時) (
レス) id: d344c61285 (このIDを非表示/違反報告)
月見猫(プロフ) - 「約束から。」は「約束したから。」ではないでしょうか？ (2020年9月12日 23時) (レス) id: d7b6c8461a (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱぁん(プロフ) - いつも楽しみにしてます！ちょっと気になったので話させていただきたいのですが、死体は鬼が食べてしまうのでいないのは普通かも……？と思います！失礼しました！これからも楽しみにしてます！ (2020年8月25日 20時) (レス) id: 433180b790 (このIDを非表示/違反報告)
モダエミン(プロフ) - 続編おめでとうございまっす！続編楽しみにしていたので嬉しいですぃ！これからの物語がどうなるのかとても楽しみですぅ！更新頑張ってください！応援していますぅ！ (2020年8月19日 18時) (レス) id: 971db014c2 (このIDを非表示/違反報告)
月見猫(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも頑張ってください！ (2020年8月19日 18時) (レス) id: d7b6c8461a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二見 | 作成日時：2020年8月19日 17時
