32話 ページ33
「すっげー！！ ＵＳＪかよ！！？」
到着した場所は正にＵＳＪ。現れた１３号によれば、水難事故や土砂災害、火事などのあらゆる事故や災害を想定して１３号本人が作った演出場らしい。
「その名も……
「「(ＵＳＪだった！！)」」
１３号とイレイザーはオールマイトの事で話していたようだったが、イレイザーは「仕方ない。始めるか」と言う。
「えー始める前に、小言を一つ……二つ……三つ……四つ……」
「「(増える……)」」
「皆さんご存知だとは思いますが、僕の個性は“ブラックホール”。どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます」
「その個性でどんな災害からも人を救い上げるんですよね」
「ええ……しかし、簡単に人を殺せる力です。皆さんの中にもそういう個性がいるでしょう」
さっきまで皆の表情は笑顔で溢れていたが、１３号がそう言うとスッと笑顔が消える。少なからずそういう自覚があったからだろう。私も、他人事だとは思えなかった。
「個性社会は、個性の使用を資格制にし厳しく規制する事で一見成り立っているようには見えます。しかし、一歩間違えれば、容易に人を殺せる�爐い�すぎた個性�瓩鮓帖垢�持っている事を忘れないで下さい。
相澤さんの体力テストで自身の力が秘めている可能性を知り、オールマイトの対人戦闘でそれを人に向ける危うさを知ったかと思います。
この授業では……心機一転！
人命の為に個性をどう活用するかを学んでいきましょう。君たちの力は、人を傷つける為にあるのではない。救ける為にあるのだと心得て帰って下さいな」
ぺこりと頭を下げ「以上！ご清聴がありがとうございました」と言う１３号に一斉に拍手が起こる。
拍手が鳴り止んだ所で、イレイザーが「そんじゃあ、まずは……」と言ったがそれは中断された。
私は気になってイレイザーが見ている場所に視線を移す。
イレイザーが見ていたのは噴水の辺り。そこには一つの黒いモヤがあり、開いたかと思うとそこから手が出て来た。
「一かたまりになって動くな」
「え？」
「１３号！！ 生徒を守れ」
モヤはどんどん大きくなり、そこからは手だけでなく大勢の人が出てきていた。其奴らは迷う事なく、此方に向かって来る。それを見た切島は、呑気に眺めながら言った。
「何だアリャ！？ また入試ん時みたいなもう始まってんぞパターン？」
「動くな。あれは、
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ライアミ - 緑谷のお父さんが火を吹いてお母さんが物を引き寄せるだと思います。設定の所です (2021年7月12日 7時) (
レス) id: e501354a5d (このIDを非表示/違反報告)
Kirari(プロフ) - ヒロアカ、あまりよく知らなかったんですけど、すごくおもしろいー！っておもって、はまっちゃいました！これからもがんばってください！ (2020年11月22日 13時) (レス) id: 659499b88d (このIDを非表示/違反報告)
ひすい(プロフ) - 読み終わりました！ご参加頂き誠に有難う御座いました (2020年8月26日 14時) (レス) id: 13e26514b2 (このIDを非表示/違反報告)
善(プロフ) - さねみとは出合せないのですか？ (2020年7月28日 21時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
青い蝶(プロフ) - こんにちは、すみません急に最後の会話なのですがそれは蛙水じゃなくて相澤先生のことを書きたかったのではないでしょうか？紛らわしいと思ってしまい、コメントさせていただきました。 (2020年7月26日 15時) (レス) id: 5063cf0137 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二見 | 作成日時：2020年7月11日 16時
