検索窓
今日:26 hit、昨日:17 hit、合計:23,866 hit

本気で欲しけりゃ、本気でお願いするべきだと思うから【JK】 ページ7

「俺にしとけば」


まるで、コンビニのアイス選ぶの迷ってる私に、これオススメって差し出すみたいな気軽さで言われたけど。

やだよ。


だってあなた、ジョングクさん?

わかってる?

あなた、スーパースターなんだもん。


いくら幼馴染だからって、気軽に会える関係だからって。

それ以上のものになると隣にいるのしんどそうだし、それなら手近で手頃なあの人で、手を打ってもいいんじゃないかなって。

打算的な私の手を、両手で掴んで、その頬に当てて。

にっこり笑うかと思いきや、真剣な顔でその手にちゅっと口付けて、


「俺にして」


って、泣きそうな顔、あざとい通り越してもうそれ、ハリポタとかでありそうな、相手をいいなりにさせられる呪文なんじゃないかな?


私は、お断りって言いたいの。

なのに。



引き寄せられるままに、唇が至近距離になるほどに。


熱い頬が、グクの私への気持ちの本気を伝えてきて。





これって、

手近で、

手頃で、

手を出してもいい存在なんだよって、

口に出さずに教えられたみたいで。




崩れ落ちそうな敗北感が押し寄せる中、世界で1番、幸せなキスを。

 
した。

作者より→←側にいるのが当たり前なんだから、今更離れようとするなんて無しだよ【TH】



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (148 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
229人がお気に入り
設定タグ:bts , ALL , ジョングク
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:フネ55 | 作成日時:2024年1月6日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。