幸せ、探しました。【妖怪ウォッチ】

つ、つちぐもさん??? ページ34

「あら、貴方が名前ね?」

A「え、ええ?えっ」

玄関で固まってしまった。

衝撃的過ぎて言葉も見つからない。手に抱えていた宿題をバサッと落としてしまった。

A「つ、つちぐもしゃん?」

あ、噛んだ。

「かわいいじゃない！こんな子を隠してたなんて土蜘蛛ったらもう！！」

あ、私は土蜘蛛じゃないわよ。とさらっと言われてしまった。

けれど見た目はもろに土蜘蛛である。

A「とりあえず中へﾄﾞｳｿﾞ...」

最後が小さくなってしまったが、とりあえず玄関ではあれなので居間に入ってもらった。

*_*_*_


「私は女郎蜘蛛。土蜘蛛とは、遠い親戚ってくらいかしら」

A「はあ...」

グラスに入れた氷がカランと音をたてた。澄んだ緑が日光に反射している。

A「あ、あの...、女郎蜘蛛さんは、どうしてここに...？」

「そんな大した理由は無いわよ。ただ土蜘蛛が頑なに貴方のこと隠すから知りたくなっちゃって！それがまさかミヤコの孫だとは思わなかったわー！」」

A「ミヤコおばあちゃん...」

蝉の鳴き声が大きくなっていく。どこか近くにいるのだろうか。




ずっと思っていた疑問、何で女郎蜘蛛、いや、大ガマとかもそうだ、

(何でおばあちゃんの事知ってるんだろう...?)

私は、知らない事が多すぎる。そんな気がする。






(それと女郎蜘蛛って女の人...?お、オンナノヒト...??)

これが俗にいうオカm

「貴方今とんでもないこと考えたでしょ」

一瞬真顔になった女郎蜘蛛に言い知れぬ恐怖を感じた。

A「ﾒｯｿｳﾓﾅｲﾃﾞｽ...」

考えが読まれてしまう...。これもうお約束だよ...。






そのあと女子会(主に女郎蜘蛛中心、じょ、じょし...?)をしたり女郎蜘蛛にもてあそばれて(髪をいじられた。逃げようとしたら糸で捕まった)ご機嫌の女郎蜘蛛は帰っていった。



*_*_



「A、我輩の顔をじっと見てどうかしたか」

A「い、いや、何でもないよ、じょ、...土蜘蛛」

数週間土蜘蛛の顔がまともに見れなかったのは仕方がないと思う。

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