幸せ、探しました。【妖怪ウォッチ】

あの子の泣き顔が見れるチャンス！ ページ33

ガチャリ。

ガラスの破片を踏みつけた音が鳴る。

「中もボロボロだね」

懐中電灯を壁にあてると、ケータ君の言う通りに、中は汚い。ところどころ壁紙が剥がれてるし、ほこりが舞っている。

A「おもちゃどこにあるのかな」

まず二階に行きたいけど、階段が見つからない。地道に探さなきゃ。

「…」

「…」

A「どうしたのイナホちゃん、USAピョン、具合悪い？」

「い、いえ別に…」

？まあいいか。進むと、その先は行き止まりだった。

A「あれれ」

「行き止まりニャン」

「ですねぇ」

「もと来た道を戻るダニ」






A「あ、あれれ？」

「えええ！？また行き止まり！？」

「で、でもおかしいって！だって私達」

もと来た道を引き返しただけじゃん。そう。おかしい。

「も、もっかい戻るダニ！」

ヒュッ

A「…？」

さっと横に何かが通り過ぎた気がする。気のせいか。









「これ絶対妖怪の仕業だ！」

A「うん、あ、迷い車みっけ」

「お前か迷い車！」

さ迷った結果妖怪のせいだと判断した私達は妖怪がいたことに気づく。6人(内3匹は人外)で倒してやっとこさ二階に辿りつき無事に脱出できましたとさ。

A「帰ろっか」

「そうですねぇ」

「…なんか疲れたニャン」



めでたしめでたし。



無事に肝試しを終わらせると次の日にはその洋館は消えたという話でクラスは盛り上がった。




*#*#

A「結局あの洋館なんだったんだろう」

「アレ？アレはだいだらぼっちとその他の妖怪が作った迷路だぜ。夏は子供を一番怖がらせる時期だしな」

A「」

後日大ガマに真実を聞かされるのでした。

*#*#

「ふざけんなダニー！泣き顔どころか驚いてもなかったダニよ！！？」

「いやー私もAさんが怖がらなかったのが意外でしたーテヘペロ☆」

「イナホにのせられたミーもバカダニ…」

「www」

「笑うなダニ！」

#*#*#*

シリアスだと思った？ねえねえシリアスだと思った？作者がコレだからフラグ回収すると思った？

残念今回はギャグ回でした(^∀^)gm

ふぶき「キラキラ雪化粧」

かま「ぎゃあ¨あああ¨ーー！！！」


Aさんが怖がらなかった理由

「廃墟は暗いだけだし、まあ上から瓦礫が落ちてきたりしたら怖いかも。



あと廃墟より私の家の方がたくさんいるからって理由もあるなあ」

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