二人目の被害者、キュン太郎 ページ22
「こんにちはキュン！僕の名前はキュン太郎だキュン！」
A「...こんにちは」
校庭の隅の木の上にいた。そして見つけてしまいました。
「今妖怪の間で有名な神田Aだキュンね？」
A「本当に有名なの...？」
先日グレルリンも言っていた事を思い出す。"最近噂になっている"と。まあその理由は彼が失神してしまったせいで聞けなかったが。
「君は今人気者だキュン！だって...」
"君、コッチの世界じゃ人気者だよ？ま、それがどういう意味での人気者かは教えないけど"
A「...？、？？？」
なんだか変だ。キュン太郎の言うことにデジャブを感じる。前に、どこかで言われた様な、
A「(どこで...？)」
おかしい。そんなこと、どこで、誰に言われたか、覚えてないなんて。
"運が良いねえ、お嬢さん？"
"さ、帰るよ。君がまた襲われたとなると顔向けできないからね"
「ちょっと、僕の話ちゃんと聞いてるキュン？」
A「っ！！」
惜しい。あともう一歩で全部思い出しそうだったのに。あっ、理由聞き逃した。
「てことで、君、僕にとりつかれてみないキュン？」
A「ええ？なんでそんな話になったの」
「君かわいいし、僕がとりついてあげるキュン！ほら、人気者になりたいとか、好きな男の子を虜にさせるとかなんかないキュン？」
A「えー...、あんましそういうのはなあ...じゃあ、これはダメ？」
「ほ、ホントにやるキュン？」
A「うん、お願いします。実は前理科の先生に怖いこと言われたから、仕返ししようと思ってたの！」
「あの人は止めといた方が良いキュン。いや本当に！！やめて！」
なんで体が震えてるんだろう。心なしか顔が青ざめている。
A「でもとりつかれるってこんな感じなんだー」
感嘆していると廊下に先生がやってきた。今がチャンス！
A「わぁーーー！！！！！」
後ろから走って背中を軽く押す。びっくりしてくれますように！
「...ああ。神田さんか」
A「先生その笑顔が怖いです。ゆ、許してちょんまげ？」
「あああもうどうにでもなれええ！！」
キュン太郎どうしたの。
「まあ、次はもっと凝った方が良いね。そんなんじゃ化けた狐の尻尾も出せないよ」
「...はーい」
頭を撫でられた。あ、怒ってなさそう。キュン太郎すごい。でも笑顔が私に向いてないような気がする。どこ見てるんだろう。
それから数週間、キュン太郎はパッタリと何処かに消えた。理由は誰も知らない。
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かまぼこうどん(プロフ) - ぽよよ☆さん» ヤンデレふぶき姫かわいい(手遅れ)作者がマック好きなのでたくさん絡ませたいですね(笑)これからもよろしくお願いします...! (2017年1月15日 12時) (
レス) id: be0763fab5 (このIDを非表示/違反報告)
ぽよよ☆(プロフ) - ふぶき姫ちゃんがヤンデレに…！？マッくんとの関係はどうなるのか！そして烏天狗さん神隠しはシャレにならんて！！続き楽しみです…！ (2017年1月9日 18時) (レス) id: 1c070c9504 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこうどん - はい！(*ﾟ∀ﾟ*)頑張ります！ありがとうございます〜！！ (2016年12月25日 9時) (レス) id: 9b6b569fc3 (このIDを非表示/違反報告)
葡萄マスカット - 夢主ちゃんの飛行機デビュー…！！楽しみです！頑張ってください！ (2016年12月25日 0時) (レス) id: 61468344c7 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこうどん - 大丈夫っす！気にしないでー(*`∀´*)ノシ (2016年10月5日 21時) (レス) id: 082809ecf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かまぼこうどん | 作成日時：2016年2月3日 22時
