幸せ、探しました。【妖怪ウォッチ】

もう嫌だ。 ページ3

「うあああああっ、はっ！」




遮光カーテンの隙間からさしこんでくる光が眩しい。暑い。



(また”鬼時間”にひっかかっちゃった)






鬼時間、見えない友達たちに教えてもらった魔の時間。これに引っ掛かったら赤鬼という怖い鬼に追いかけられてしまう。しかも増えていく一つ目の鬼もいる。最初のほうは怖い夢を見た、という事しか覚えてなかったけど、回数が増えるうちに、より鮮明に、よりはっきりと夢の内容がわかる。

コレが現実であったことだったと気づいたのは、結構最近になってからだった。








(なんか最近、鬼時間の頻度が多くなってきてるような気がする)





鬼時間の対処法が分からない私は、いつも垣根や建物の物陰に隠れて、いつもその場をやり過ごす。するといつの間にか自分ちの布団の上にいる。時々きらびやかなふすまを隠れ逃げている最中見かけるけれど、どこか違うところにいってしまったらどうしよう、もしかしたらもっとひどい所に行ってしまうんじゃないかって思って。





........入る勇気は私にはないんだ。









シミのついた天井を見て呟いてみた。無駄な事だって、分かってるのに。









「お母さん、お父さん、おばあちゃん...会いたいよ。.........会いたいよ。」









顔を手で覆う。顔が熱い。声も震えていた。だけど涙は出てくることはなかった。









*悲しいことがあったの?.....じゃあ今日はAの好きなオムライス作ろっか！*






*大丈夫。困ったことがあればパパとママがなんとかするから。*









.....なにやってるんだろう。私、









もういない人たちに会いたいなんて言って、どうするの.....?









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次ぐらいにコマさんやらゆきおんなちゃんとかぶっこみたいですね(ôωô)

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