限界でした

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「 メンバーなのになんで言ってくれなかったんだろう… 」







心底腹が立つ

なにがメンバーだからだよ
言わなかった私が悪いような物言いで







『 よく言えますよね、そんなこと 』


『 今日自分が言ったこと忘れたんですか？ 』







口を紡ぐ3人を余所に
私は決して止まろうとしない







『 ヒョナがいれば、Aはいらない 』


『 …本当ウケる 』







忘れていたのか
罪悪感か

ジンさんの血の気が引いたのは、多分、絶対、前者







「 そういえばジ二ヒョンそんなこと言ってましたね 」







思い出したかのように、
ジョングクさんが顔をあげる





当の本人は焦りがダダ漏れ







『 私はね、別に怒ってるとかそんなんじゃなくて 』







もう、限界なんです



消え入るようにそう付けたし
マネオッパを連れて宿舎の外へ出た







「 おいおいおいおい、お前らなにかあったのかよ 」







まわりに人はいないのに
こそこそと耳打ちをしてくる



でも聞いて、そんなことより







『 私グループ抜ける 』









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「 ………………何言ってんの？ 」







まあ
そうなるだろうね






悲劇のヒロインをぶってるだけだと

前、誰かに言われた





それで納得したのも事実

なんせ自分1人で抱え込んで

私は幸せになれないだの
笑えない、泣けない

客観的に捉えれば





悲劇のヒロイン、完成だ







でも良いじゃん








『 皆それを望んでるんだよ？ 』







私も
皆も

幸せになれるじゃん









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