検索窓
今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:6,947 hit

3 ページ6

『あれ、1年ちゃん達なーにしてんの』

任務が一段落して高専に着き。少し用があるのと、1人で報告所をまとめられる場所を探して、1年生の教室を目指すも、中から聞こえてくる声に少し驚いた。

今の時間は授業があるわけでもないが、中を覗くと。
五条くん、夏油くん、家入ちゃんの3人が揃って椅子や机に座り、雑談をしている様子。

声をかければ、3人の視線がこちらを向いた。


家「あ、せんせーだ。お疲れー」

夏「お疲れ様です。任務終わりですか?」

五「疲れ顔見え見えだぞ。シワが増えた?」


労いの言葉をかけてくれる2人とは変わって、少し癪なことを言われ顔がひきつりそうになる。

特にムキに反論することもせず流し、教室の中に入った。


『なになにみんなで恋バナ?きゃー 私も混ぜて』


巫山戯た声色でそう言えば、冷めた反応が帰ってくる。


家「違うよ。てきとーに時間潰してただけ」

『なーんだ、恋愛相談されたかったのにな』


ちぇ ちぇ とあからさまな対応をすれば、余計に呆れられた気がする。


五「オマエ恋愛したことあんの」

『失礼な。私だって恋愛の一つや二つ。もはや同時進行で』

夏「え、本当ですか。それ浮気」

家「先生サイテー」

『まぁ。大人の女だからねぇ。関係があった男の数なんてもう…』


もったいぶって指を使って数える素振りをする。右手から左手。2回往復して指折り数えて。まぁ本当は


五「0なんだろ。見栄はんな」

『…おかしいな。本当に0だ』


オチを言う前に五条くんに取られてしまい、少し不服だ。それ以上に、恋愛経験ゼロを見破られて悔しいような、複雑な気持ちだ。

下手なオチにも関わらず、夏油くんと家入ちゃんはノリよくガックリとしてくれた。


家「なーんだ。恋愛相談あったとしても、先生にはしないでいよっと」

『えぇ、恋愛相談してよー。恋バナして。聞きたいな』

夏「A先生 モテないのは意外ですね」

五「いや。理由は明白。よーく分かるね」

夏「こら、悟」


夏油くんが五条くんの肩を叩いて、彼の悪態をとめた。


家「私はせんせーの事好きだけどね。女友達って感じで」

『もー家入ちゃんはいい子だねぇ。頭撫でちゃう』


そう言って、素直で可愛い生徒の頭を撫でれば彼女は撫で受けてくれた。


家「だって。約束。しんだら解剖させてくれるんだもんね」

『え、それ目的だったか』


まだまだ個性的な生徒達のことは掴めず、彼女の言葉に苦笑いが浮かんでくる。

続→← 続



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (16 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
74人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , さしす   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あまね | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/easye1/  
作成日時:2023年9月9日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。