蒼の君【高専五条悟】 (ページ3)

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初めまして。

なんて在り来りな挨拶をして教室の教壇に立ち、新入生と顔を合わせたのも、早1か月前。

私は、呪術高専生徒達の副担任を務める4級術師です。

なんて話をした時の、生徒たちの困惑の顔が未だに浮かぶ。

ギクシャクしていた生徒達もだんだん打ち解け、今は彼らなりに仲良くやっている様子。仲良くしてくれればそれでいい。

彼らに見えるのは普通じゃないイカれたこの世界だけど、少しでも学生らしく、青春を謳歌してくれるといいな。

五「4級のくせに教師なんかしてるイカレ女。何で先生なんかしてんの」

『当たり強いな。でもいい質問。私が先生してる理由は〜… 君らよりも "先" に "生" まれたから、かな』

五「クソくだらねぇ。雑魚のくせに教える側にまわんじゃねーよ」

新入生との初対面の時。在り来りな挨拶の後。名前を名乗る前に、白い髪にサングラスをした彼。

五条悟が不機嫌そうに私に放った言葉。

彼の言うことは真っ当ではある。階級という上辺だけを見れば、彼の言う通り私は雑魚。反論の仕様はない。