女の子ですが！ (ページ25)

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鉄壁ガードページ25

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優「俺さ、よく考えたらAちゃんの家行ったことない」

楽屋内で会話が途切れたタイミング、ぽつりと高橋が呟く。

話の中心である東がスマホから顔をあげるより先に反応したのが、約2名ほど。

猪「俺もねえわ！！！」

作「Aちゃんの家の場所すらよく知らないかも…」

優「だよなァ！？」

『え、え、急になに…？』

優「いーや、出会って6年。俺はずーーーーっと思ってたんだけどさ！」

Aちゃん俺らに対してガード堅すぎじゃね！？！？

そんな、野球部仕込みの特大ボイスが楽屋に響いた。うるせえよ、とすぐさまツッコミが入ったが。

『…ガー、ド？』

作「俺も結構思ってた～」

猪「本人は自覚なしですよまさかの」

『ええ？』

猪「元々自分のこと話したがらないしさぁ、ご飯とかも俺らが誘ってばっかりだし、てかメンバーなのに家知らないって結構ヤバくない！？」

作「スキンシップ少ないところとかはあぁアイドルなAちゃん好きだなぁって思うけど…」

『そういうの、別に優斗たちだけじゃないと思うよ？』

優「そうじゃなくて、なんというか…メンバーの俺たちだけ特別がいいんじゃん！？」

きゃんきゃん騒ぐ最年長と年下組に、えーなにそれわがままだなぁ、さもよく分からないという風に首を傾げて吐き捨て、Aは再びスマホに視線を落とす。

…さて、残りベテラン2人はというと。

涼「俺普通にAの家行ったことあるわ」

猪「黙ってんなぁと思ったら！！！」

優「裏切り者ー！！！」

『涼ちゃんはそりゃそうだよね、何年一緒だと思ってるの…』

作「そういえばみずっくんは？」

瑞「どうでもいい」

作「ですよねェ」

余裕の表情だった。

さらに息巻く3人。だが、東のこのスタンスはしばらく変わらないであろうが、これからの展開に注目したいと思う。

優「絶対今度家行くぞ、はしもっちゃん場所教えて」

『…涼ちゃん言ったら分かってるよね？』

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