女の子ですが！ (ページ23)

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Mステページ23

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伊「あ。Aちゃん発見」

『ぅわ……お疲れさまです』

10年以上もジャニーズやってきて、色んな先輩と関わるのは慣れていると言っても、やっぱり要注意！って人たちはいる。

伊「あはは、すぐイヤそうな顔する」

『し、てないです…たぶん』

伊「たぶん？」

Mステ終わり。
振り返ると、口元に手をあててふわふわ笑ってる先輩、伊野尾くんって言うんですけど。

『それで、なにかご用ですか』

伊「目合ってないなぁ、なんで俺のこと苦手なの？」

『……苦手じゃないって何度も言ってますよね、可愛いんだってば！』

伊「ええ～～～、かっこいいじゃなくて？」

『可愛いです』

伊「すげえ即答、Aちゃんのほうがめちゃくちゃ可愛いけどね」

『…そういうのやめてください』

いやいやほんとだよ～って言いながら、こっちに伸びてくる手が視界の端に映って、持ってたペットボトルで咄嗟にガード。

『おさわり禁止です』

伊「おさわりって言い方」

…うう、未だに距離感が掴めない。
というか可愛すぎて真っすぐ見れないし、何を考えてるかもよく分からない。故に要注意ってわけで。

そんな伊野尾くんとの攻防戦が始まって間もなく、ぽすり、と頭に別の感覚。

『ぎゃ、！？』

伊「うわ、大ちゃん」

大「あずちゃん久しぶりじゃーん！」

『び……っくりした…お久しぶりです……』

伊「あれ、大ちゃんには撫でられても大丈夫なの？」

大「え？」

『いや違います！やめてください有岡くんも！』

ふるふる頭を振って、挟みうちになってる間をすり抜けて、楽屋があるほうへ逃げる。

『もう！JUMPさんが私なんかに構ってたらダメですからね』

大「あ！俺話したかったのに」

伊「Aちゃんいつも俺らに対してだけあんな感じだよね～」

大「結構伊野ちゃんのせいってとこもあると思うけど？」

JUMPさんはキラキラすぎて直視できません。

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