女の子ですが！ (ページ10)

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ひらいた？(？) ページ10

＞ soya

猪「Aはなに見てんの？」

『…いがり、』

猪「なー…いや待て顔ヤバいって」

振り返ったAの顔はむっすーーー、ってしてて、それがはぁ？なんて言いたげに歪む。

自覚ないのかよ！！なんて思いつつ付けっぱなしのスマホを覗くと、うーん納得。詳しくは言わないけど、まぁそういうことってことで。

『勝手に覗かないで。別にいいけど』

猪「俺もさっき見たわ、すげーよな作間」

『キスシーンとか…任されるの早いよね。私まだやったことないのに』

猪「Aがやるのは俺らの死活問題になるから」

『ね～～～、いがり、これほんとにキスすると思う？』

猪「…さぁ？知らね」

『知らないって…なに笑ってんの』

猪「いや、Aも嫉妬するんだと思って」

はぁ？だったのが、はぁ？？？？？レベルの顔になった。うん、自覚ないのね。

『嫉妬ってなに』

猪「俺からしたらその質問がなに？」

『…いやいや、別に違うよ。ふーんって思ってるだけ。すごいな～って、ほんとにするのかな～って、』

猪「思ってるだけ！って顔してないからね」

『………いがりのくせに生意気』

もう！さくまはちゅーしてるし！私の弟たちを返して！とかなんとか言いながら顔を覆うA。さっきからなんか忙しいな。

てかほんとの弟さんいるだろうが、なんてことを思ってると、勢いよく顔をあげた。

『今の、さくまには言わないでね』

猪「！、…ふ、どうしようかな」

このあと遅れてきた作間にはにまーって悪い顔でからかってたから、うちの女優だってやっぱ凄いなーってなったよね。

俺はこの可愛い東をいつバラすか、考えておくとします。ずっと俺の中で留めておくのも悪くなさそうだけど。

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