40th ページ44
40th
花江くんにまた会える
それだけで私は頑張れた。
一週間なんてあっという間に過ぎ、今日は約束の日当日
江口さんには〇時頃に〇〇駅に迎えに行く、と言われているので時間を逆算してお昼頃に起きて準備を始める
免許は持っているが、車の必要性をあまり感じた事ない私は自車は持っていない。
なので公共機関を使っての移動になる
電車の時間を調べて約束の時間より少し早めに着くように支度をする
泊まり、とは言ってもほとんどオールのような形になるだろうと思いながらも、みっともない所は見せられないのであれもこれもと用意していたら荷物が多くなってしまった
千帆に泣きついたら"どれもこれもいらん!"と結局いつもの量になった
本当にこれで大丈夫なのかと不安になっている私は千帆に"どうしても必要になったら、その時現地で買えばいい"と言われ納得して家を出た
___________〇〇駅
『(この駅でいいんだよね…
すごい…都会だなぁー…。人酔いしそうだよ…)』
私は当たりを見回して近くにあったカフェへと入った
江口さんと約束してる時間までもう少しあるのと、改札付近でウロウロして駅員さんに声を掛けられても困る
幸いにも駅カフェは私の家付近にもあるチェーン店だったので入りやすかった
少しゆっくりしてから江口さんに"駅カフェにいます"とメッセージを送った
約束の時間まではまだあるのでゆっくり待つことにした
しばらくすると私を呼ぶ声が聞こえた
「憂亜ちゃん!」
え、と振り向くとそこに居たのは江口さんではなく小野さんだった
『え!小野さん?!あれ?なんで…』
小「いや、実はさっき現場で江口さんに会って憂亜ちゃんがここで待ってるって聞いて!
俺は明日あるから夜は一緒に行けないんだけど、江口さんがまだ来れないって言ってたから俺が来たんだ♪」
『そうだったんですね!私も早く着いてしまったので待つつもりでいたんですけど、知らない所でずっと一人は不安だなって思ってたんで嬉しいです♪
ありがとうございます!』
小「そういえば、今憂亜ちゃんがこっちに来てること花ちゃんには内緒なんだって?笑」
『なんか、そうみたいですね!なんでですかね?
ドッキリとか楽しいからいいんですけど♪笑』
小野さんはちょっとイタズラっぽく笑いながら"あのね…"と話し出した
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ゆい - これからも、頑張ってください!(*´∇`*) (2021年4月2日 11時) (レス) id: 242d71ebf1 (このIDを非表示/違反報告)
LUY(プロフ) - ゆにさん» コメントありがとうございます!これからも楽しんでいただけるよう頑張ります。 (2020年7月20日 17時) (レス) id: 6a3302d6be (このIDを非表示/違反報告)
ゆに(プロフ) - 凄い面白いです!!これからも更新頑張ってください!! (2020年7月20日 1時) (レス) id: b99c6719cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:LUY | 作成日時:2020年7月13日 5時