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28th
『も、もしもし…』
花「あ、もしもし?憂亜ちゃん?」
『はい』
花「ごめんね!急に電話して
今、大丈夫?」
『大丈夫ですよ!』
花「良かった!」
鼓膜に直接響く花江くんの声
私は千帆の手をギュっと握った
花「あ、その、何か用事があったわけではないんだ。
ただ、さっきまでの時間が楽しすぎて
ホテルに戻って一人になったら夢だったんじゃないかと思って
憂亜ちゃんの声を聞いたら夢じゃなかったんだ、って思えた。ありがとう♪」
『いえ!私も夢だったんじゃないかなって思って、千帆にほっぺた抓ってくれる?って笑
は?って言われちゃいました笑』
花「あはは笑 俺も江口さんに言ってみようかな笑」
『江口さん本当に抓りそうですね笑』
花「うん。確かに。やめとこう。笑」
『あはは笑』
花「あー…。でも夢じゃなくて良かった
急に電話してごめんね!
じゃあ、おやすみ。」
『はい。おやすみなさい』
プーップーッ
『ふぅーっ。
ねぇ千帆!私ちゃんと話せてた?!』
千帆「大丈夫笑 話せてたよ笑
花江さん、なんて?」
『えっと、今日ありがとって!』
私はなんとなく今の電話の内容は二人の内緒にしようと思った。
千帆はそっかと言って笑った
千帆「ところで憂亜さ
本人には"花江さん"て呼ぶんだね
いつも"花江くん"なのに」
『そりゃ本人前にくん付なんて出来ないよ!!』
千帆「そういうもん?」
『そういうもん!
二日間一緒に過ごしたけど、全然緊張しちゃうし…
千帆だって憧れの人前にしたらそうなるよ!絶対!』
千帆はそうかなーと言いながらソファーに項垂れていた
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ゆい - これからも、頑張ってください!(*´∇`*) (2021年4月2日 11時) (レス) id: 242d71ebf1 (このIDを非表示/違反報告)
LUY(プロフ) - ゆにさん» コメントありがとうございます!これからも楽しんでいただけるよう頑張ります。 (2020年7月20日 17時) (レス) id: 6a3302d6be (このIDを非表示/違反報告)
ゆに(プロフ) - 凄い面白いです!!これからも更新頑張ってください!! (2020年7月20日 1時) (レス) id: b99c6719cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:LUY | 作成日時:2020年7月13日 5時