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「うつぅ〜」
「なんすからっだぁさん」
突然らっだぁさんからかかってきた俺個人宛の通話。
「ねぇ、嬢さん ワイテと仲良しなん？」
「あーー、まぁ Broooockさんとは
毎日連絡とってるっぽいっすねぇ」
他は知らん。
ただ俺が一番懸念しとるのはNakamu
「うわぁ、やっぱマジなんだぁ」
感情をあまり乗せずに喋るらっだぁさん。
ワイテとAが会うかもしれないとなった時
らっだぁさんはどっちでもいい言うてたし
正直マイナスの感情が湧いてるとは思えんけど…
「めっっっっちゃ ヤダ」
いや どマイナスやん。
「前と言ってることちゃいますやん」
「あれはさー 俺も含めて会えればって意味なんよ
俺抜きでワイテと仲深めるのはナシ 絶対無理」
「ていうかそれ どこで知ったんすか」
なんとなく会話のテンポが良かったせいで気に留めてなかったが、Aとワイテが会って仲良くなってしまった話は俺ら以外知らんはず
「んー ぽいなぁって思ってカマかけただけぇ」
誰からも聞いてないから安心して〜と、けたけた笑うらっだぁさん。こんっの策士が。ていうかぽいってなんやねん。
「何がらっだぁさんのセンサーに引っかかったんですか」
「んー、ワイテの態度が変わったんよ
前まで俺は会った事ない程でいるのに嬢さんの事何かと
聞いてきてたし 本当は会った事あるんじゃないかとか
めっちゃ言われてたのにそれが一切なくなってさぁ
いくらなんでも勘繰るって」
特にBroooockときりやんね、と続けるらっだぁさん。
あーあの2人はありえるわ まあNakamuはボロ出さんか
「あ、ていうか会ったん？」
主語はないが流れ的にAとワイテの事よなあ
「会っちゃったみたいっすね
ワイテが関西に旅行来ててそれでばったり」
「はーーー？それ 運命的でめちゃくちゃうざいなぁ」
自分だって運命的っちゃ運命的やろ。
俺からしたらどっちもうざいんやけどぉ
「まあ活動圏がちゃいますし
俺は唯一Nakamuが目の上のたんこぶですねぇ」
「なんでそんなNakamu気にしてんの
気にするべきはBroooockじゃないん？」
「嬢が好きなんすよああいう知的好奇心旺盛なタイプ
Broooockさんはまぁ懐いとるなぁくらいで」
だって会えへんし。頻繁に連絡を取ってる人間よりもA自身が興味を持ちそうな人間の方が俺からしたら怖いわ。
「ふーん じゃあ俺よりもNakamu？」
「どっこいどっこいっすわ」
最悪な事にAはあんたにも興味持ってんすわ。
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作者名：れ | 作成日時：2024年2月4日 12時
