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「ありがとうございました。」




「あの…良ければ連絡先とか…」



この言葉を聞いて、私は脳内の記憶が蘇った



ステメ、背景ともにナナオであることに



『は、はい、』



私はパスワードを開くふりをして急いで背景とステメを変え、ラインを交換する




『今日は楽しかったですっ』




「ぼ、僕もです。ぜひ、また良ければお会いできないでしょうか」





『いいですよ。撮影しやすい場所……』





私が場所を思い出していると、ナナオがその思考を止める





「次は、カメラ無しでっ……」




そらされた瞳はかすかに揺れていて、頬は赤く染まっている





『えと………あの…、ぜ、ぜひ…?』





「っ!ありがとうございます!では!」





お金を置いて店かは出ていく彼





『ふふっ…ナナオらしっ』




そのお金は記念に財布に入れておいて、お金は小銭で払う




払い終えると、余韻に浸りながら家に帰り、また寝るのだった


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


数日後、その動画が上がっていた



一目惚れの人と会ってみた



この前の動画に、ナナオのその後のような動画が乗っていて



「実は終わったあとお金おいて飛び出しちゃって…」





「パニクっちゃって……あーもうガチで嫌われたかも…」





など、彼の心の内を聞いた




動画を見終えたあと、必ず見るのはコメント欄





アンチ覚悟で動画に出たから、覚悟は決まっている




いざ、出陣という気持ちでコメント欄を開くと、




私を歓迎する言葉や、容姿の褒め言葉など、プラスなコメントばかりだった




『よかった……』





ナナセストは暖かい





『はぁー……また会いたいな…』





そんな言葉をこぼしながら、今日も彼を探すべく大学に登校するのだった

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田中 - 名前長野県にしたらとんでもないことになってしまった。 (10月27日 14時) (レス) @page9 id: 83d709df17 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ - とても読んでると幸せな気分になれます!続きを楽しみに待ってます!作者さんのペースでゆっくり投稿頑張ってください! (2022年11月28日 22時) (レス) @page5 id: e7d44280f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:駄菓子菓子 | 作成日時:2022年4月8日 22時

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