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今日も授業が終わってさっさと友達のいない私は帰る。
そんな日常を送っていた。
そんなとき、前にいる人が何かを落としたところが見え、そのひとに声をかけた。
『あの、これ落としませんでした?』
くるっと振り返った彼は私が何回も何回も見た顔で、
何回も何回も聞いた声だった
「あ、すみません。ありがとうございます…」
彼を見たとき、衝動的に声が出てしまった
『はっ、い!』
でもファンと知られれば彼との繋がりはここで切れてしまう。
彼と付き合いたいとも思っていないし、どうこうしたいわけじゃない。
でも、つながりが切れるのは嫌だった。
インフルエンサーとファンとの関わりは増えれば増えるほどに危険
彼がわかっていないはずもないと思い、出そうとした声を抑えた
「では、」
短く言葉を言い放った後、私の進路に向かっていく彼
『もしかして家近いのか…?』
バレない距離をはさみながら私は帰路につく
ストーカーじゃない、帰っているだけだ…と
ぼーっと歩いていると、彼がとあるマンションに入っていった。
私の3軒となりのマンション
『ちっか……また会えるかな、、』
私は部屋に戻ると、またナナオは立派なユーチューバーの動画を、
何十回も見た動画を見返していくのだった。
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田中 - 名前長野県にしたらとんでもないことになってしまった。 (10月27日 14時) (レス) @page9 id: 83d709df17 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ - とても読んでると幸せな気分になれます!続きを楽しみに待ってます!作者さんのペースでゆっくり投稿頑張ってください! (2022年11月28日 22時) (レス) @page5 id: e7d44280f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:駄菓子菓子 | 作成日時:2022年4月8日 22時