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しばらくして数人の不良をなぎ倒して、その不良たちは1ミリも動かなくなった
『流石2人とも、かっこいいねぇ〜』
「デート邪魔したコイツらまじムカつく」
「半殺しじゃ足りねぇ」
りんちゃんは足元に転がっている不良を踏み付ける
白目剥いてる.....
痛そう、...でも邪魔したのが悪い
怒った2人は怖いんだから
すると視界の端でバリン、と音がした
音のした方を見ると不良が瓶の欠片を持ってらんちゃんに向かって走って来ていた
『らんちゃん!!』
咄嗟にらんちゃんを庇うように体が前へ出た
しばらくして腹部に鋭い痛み
「華!!!」
「殺.す!!!」
りんちゃんは瓶の欠片を持っていた不良を思い切り吹き飛ばし、何回も殴っている
酷い痛みで倒れ込んだ私を支えてくれるらんちゃん
らんちゃん、そんな顔しないで
「華!!」
『怪我、ない...?』
「っ、ねぇよ、バカ...!」
涙目で必死に私の名前を呼ぶらんちゃん
横で救急車呼んだ!と駆けつけてくれるりんちゃん
2人が無事なら、それでいいの
そう言うと2人は酷く顔を歪ませて苦しそうに私を抱き締める
その2人の顔は、だんだんとぼやけて見えなくなっていく
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作者名:ちぇりー | 作成日時:2021年8月23日 16時