愛 さ れ 一 般 人 3【名探偵コナン】

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解放された私は足の力が抜けてその場に座り込んでしまった



3人の男が気絶して倒れ込んでいる





流石コナンくん、何かやってくれると信じてたよ







｢っ、クソが！！｣




残りの2人の男がそう叫んで私を担いで外へ逃げ出そうとする





｢！！...っ、待て！！｣


『っ〜、んん！！』





ダメ、とコナンくんに言いたいのに口を塞がれていて伝わらない





危ないから、来ないで

コナンくんが怪我しちゃう





もうすぐで外に、そんな時


コンビニのドアが開いた












｢さぁ、地獄を見る覚悟は出来ているだろうな｣













低い、怒っている声



けれど
いつも聞いている、とても安心する声






目を開けて声のする方を見れば2人の男性が銃を構えて立っていた







｢安室さん...！！｣







そう、コナンくんが言った通り
透さんと、景光さん





...いや、今は透さんでは無くて零さんだ





｢コナンくん、遅くなってすまない｣


｢君が電話してくれたお陰で駆け付けることが出来たよ｣




2人は私を見て更に顔を般若の様に歪ませた


景光さんのそんな顔、初めて見るけど皆に引けを取らずに恐ろしいです





｢杏、直ぐに助ける｣





透さんはそう言った瞬間、私を抱えていた男の顔面を殴った



男は私を離して凄い勢いで奥まで飛んで行く

うわ痛そう、その人無事では居られないんじゃ.....？？



私はそのまま床へと落下する、筈だったがいつの間にか景光さんに横抱きに保護されていた


ぎゅ、と優しく抱き締められるその温もりが暖かくてつい涙が溢れ出た

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