愛 さ れ 一 般 人【名探偵コナン】

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「お待たせしました」






コト、とテーブルの上に置かれた相変わらず美味しそうなハムサンドと紅茶




おいしそ…なんて思わず顔が緩んだ







「っ、」







そして目の前の透さんは何かに悶えている












その時、ドアが開く音がして入って来たのは、





「あ！杏ねーちゃんいる！」





コナンくんだった







あからさまに顔を顰めた透さん




あれ？コナンくんと不仲だったっけ？








嬉しそうにニコニコと私の隣に座ってオレンジジュースを頼むコナンくんは相変わらず可愛い






「あ、そうだ杏！今日どうして遅刻しそうになったのよ！」






ふと思い出したかのように口を開いた園子ちゃん



学校では沖矢さんとの関係に必死だったもんね…






園子ちゃんのその言葉にぴくり、と反応した透さんとコナンくん








地獄耳……怖いよ









『えっと…話すと長くなるんだけど……』










まず、夜中にお腹がすいて外に出たら不審者に襲われた










と言えばみんなが顔を歪ませて絶句していた






「……それ、どちらの方か覚えていますか？？？」


「誰？そいつ」


「有り得ない…！杏ちゃんになんて事…！」


「はぁ！？怪我してないでしょうね！？」







上から透さん、コナンくん、蘭ちゃん、園子ちゃん







透さんとコナンくんに関しては目が死んでる




透さん聞いてどうするんですかその男の人に何する気ですか


コナンくんその人殺しそうな勢いだね


蘭ちゃん心配してくれてありがとう天使


園子ちゃんも心配ありがとう、でもごめん結構な重症です







『あー…肩を負傷しまして……』







苦笑いで肩を触れば透さんとコナンくんがガタン！と大きな音を立てて立ち上がった



2人で目配せをして謎の頷き





え、何する気ですか





『大丈夫ですよ！手当してもらいましたから』








「……誰に？」








急に声のトーンが低くなった


透さん？？なんか、怖いです

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