愛 さ れ 一 般 人【名探偵コナン】

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学校帰り







蘭ちゃんと園子ちゃん以外のお友達も出来てルンルン気分で帰り道を歩く





すると前から猛ダッシュで近付いて来る男の人






手には光る何かを持っている






通り過ぎる人達はその光る物を見た途端に悲鳴を上げていく







『ひぇ…っ、』







手に持っていたのは











包丁












『いや、…絶対無理ぃぃ』



初めての経験に半泣きでどうすることも出来ずに佇んでいた


もう目の前には、包丁









嗚呼、死んだ










そう思った瞬間







ぐぃ、と体を左に引き寄せられた







『へぁ…っ』


「っ、怪我は…！？」






透さんだった



私達の目の前で包丁を持ってニヤリ、と不気味に笑う男を睨みつけて透さんは私を背中に隠した




「おい、そこの女出せ」













「…あ"？？」













『ひぇ…』




声ひっっっっっっっく


普段クリーンな筈の"あ"に濁音付いてたよ……？？




透さん怒ってる、怖い、後ろからでも分かる







「っ、出せって言ってんだろうが！！！！」







その男は透さんのひっっくい声と恐ろしい般若顔に一瞬たじろいだが、包丁を振りかざして透さんに襲いかかった






瞬間






バコン！！！！！！！！






大きな音が辺りに響く




怖くて思わず透さんの後ろでシャツを握って瞑っていた目を恐る恐る開けると



気づけば男は失神していて私の足元にサッカーボールが転がって来た




そのサッカーボールを持ち上げると遠くから走ってきたのはコナンくんだった

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