愛 さ れ 呪 術 師 4【呪術廻戦】

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「まさか盤星教信者…非術師にやられるとは、自分が情けない」


「不意打ちなら仕方ないですよ、私の責任でもある」




黒井さんはがっくりと肩を落として落ち込んでいる

その横では眉を下げて力なく笑っている傑は、その横にいた私を見て優しく笑い、頭を撫でた





その手が心地よくて思わず笑みが溢れた





傑の手が一瞬止まり、また撫でる動きを再開した





「不意打ちだったんですかね

"Q"の1件で気を付けていたつもりだったんですけど、イマイチ襲われてた時の記憶が……

というか、飛行機で来たんですね…大丈夫だったんですか？襲撃とか」



「悟は目がいい

アイツが離陸前に乗客乗員機内外をチェックして、飛行中は私の呪霊で外を張りました」



『下手に陸路で移動するより安全でしたよ

2人は凄いですから！』





そう自慢げに黒井さんに笑いかければ、黒井さんは優しい笑みを浮かべ、傑は驚いた様に目を見開いている



そして嬉しそうに笑い、私の手を引いて後ろから抱き締めた




「ありがとう」


『っ、』




耳元でそう低く、優しい声で囁かれて思わず肩が跳ねる

そんな私を見て可笑しそうに笑い、再び頭を撫で始めた





「それより私は沖縄を指定してきたことが気になります」


「時間稼ぎじゃないんですか？理子様を殺められなくても明日の満月に間に合わないよう」


「それなら交通インフラの整っていない地方を選びます」


「！！まさか奴ら、空港を占拠する気じゃ、」




「かもしれません、でも大丈夫

ここに来たのは私達だけじゃない」




そう、建人と雄だ




『超優秀で強い後輩くんがいるんです』



「へぇ…」


「…………」





そう笑えば黒井さんは少し安心したように肩を落とし、傑は無言である


どうしたの、と声をかけようとする前に、腰に両手を回していた傑の手が片方だけ私の顔に伸びてくる


そして傑の長い人差し指が私の唇をゆっくりとなぞった






「さっきはこの愛らしい口で私を褒めてくれていたのに、もう他の男の事を褒めてしまうこの悪い口は……どうしたらいいのかな」







『〜〜〜っ…、！セクハラ！！！！』



耳元で甘く囁かれたその言葉に体温は急上昇する他なかった








＿＿＿



皆様、お久しぶりです


だいぶ落ち着いてきたので
ゆっくりと更新していこうかな、なんて思っております

こんな作者ですが、これからもどうぞ、よろしくお願いします…！

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