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「昼休みそろそろ終わるから行くよー。」
『はーい。』
雑誌を棚に戻して、コンビニから出る。職場から一番近いコンビニ。そして、
「あ、」
『あ。』
「昼休憩？」
『うん、もう終わるから戻るよ。』
「そか。お疲れ。」
『そっちもね。』
至くんが勤めている商社からも近いこのコンビニは、お昼休みに至くんと会う確率が高い。まあ、朝も会ったんだけど。というよりかは私の家に泊まっていたんけどね。
なんて心の中で一人で会話をしつつも、じゃあ。とコンビニの中へ入っていく至くんに手を振って、花苗の後ろ姿を追いかけた。
「あれが噂の幼馴染…ね。うちの会社でも地味に有名だよ。近くの会社に王子が勤めてるいるって。」
『王子って……至くんの本性を見せてあげたいくらいだよ。』
「でも、あそこって一流商社じゃん。エリートで、しかもなおイケメンって……チートすぎるでしょ。」
『至くんがいいのは顔だけだよ。』
「幼馴染って感じの発言だわ。」
『？』
花苗の言葉の意味はよくわからなかったけど、うちの会社でも至くん有名だったんだ……。知らなかったな。私の知らないところで至くんは噂をされて人気者になっていくんだ。高校の時からだったかな。それがはっきりとわかったのは。
割と地味な部類だった至くんだけど、誰かが「茅ヶ崎くんってかっこよくない？」って言い出せばそれがみんなに広まっていく。
『はぁ…』
「おっ、恋煩いか？」
「うん、そんな感じかな。」
『マジか。』
幼馴染って羨ましいと言われることはたくさんあるけど、幼馴染だから大丈夫でしょ？と言われることも多かった。恋愛感情なんてないでしょって、そんなのわからないのに。
ああ、だめだめ。私の中の面倒くさい女モードが入ってくる。切り替えよう、今は仕事仕事。「へー、好きな人いるんだ？」と聞いてきた花苗に、「嘘だよ。」と返した。
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しあ(プロフ) - さわださん» さわだちゃんありがとう〜(T_T)そう言ってもらえてなによりです、、わたしもさわだちゃんの作品楽しみにしてるので、無理しない程度に更新頑張ってね、、！ (2019年9月7日 8時) (
レス) id: 57235b7de0 (このIDを非表示/違反報告)
さわだ(プロフ) - しあちゃん完結お疲れ様でした…！更新が本当に楽しみで、最初から最後まで素敵なお話でした（＾ν＾）私も頑張ろうって思えた！しあちゃんの作品の至さんが大好きです。そして何より、しあちゃんの作品が大好きです！ (2019年9月6日 11時) (レス) id: d1a285d656 (このIDを非表示/違反報告)
しあ(プロフ) - うさぎさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます…！楽しんでいただけているようで幸いです！これからもゆるゆる活動ですが見守っていただけたらと思います…！コメントありがとうございました！ (2019年7月31日 10時) (レス) id: 57235b7de0 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ(プロフ) - 久しぶりにこんなに素敵な小説に出会えましたっ！！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年7月30日 7時) (レス) id: ebaf376ead (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しあ | 作成日時：2019年7月16日 16時
