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来た理由...。５６ ページ7
獄｢そうだ、テメーになんか渡せるか！｣
山｢そういうこった！｣
｢ｺｸｺｸｯ))｣
私はとにかく必死に頷いた。
雲｢ﾌｯ))……？｣
イ｢……((ｼｭﾝ｣
雲｢貸しにしといてあげるよ……
・
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・
朝比奈A｣
｢は、はい！た、武兄、私は少し雲雀さんに用があるから行ってくる！｣
山｢あ！お…おい！｣
タッタッタッタッ！！
｢はぁはぁっ……ちゃんと花火が良く見れる場所に来ましたよ…っ、返して、くれる、んですよね？｣
雲｢はい、約束通り返すよ｣
｢ﾎｯ))よかった……｣
キュッ
私は無事に戻ってきた小さな袋とおしゃぶりみたいなものを力強く握りしめた。
雲｢そんなに石ころみたいなものが大切なんだね｣
｢はいっ…だってこれは……お母様……
いいえ……
お母さんの、形見ですから｣
雲｢ふーん…？｣
ヒューッ、ドカァァンッ！！
｢！わぁ〜……｣
花火だ……！
雲｢……｣
｢花火、綺麗ですね！((微笑｣
雲｢ｸｽﾘ))…そうだね……｣
雲雀さんが少しだけ、少しだけ…微笑んだ気がした。
｢……｣
私は……此処にこのままいていいのかな……
向こうでは悠太や、叔母様はどうしているのだろう……
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作者名：音々 | 作成日時：2016年9月27日 2時
