もんじゃ ページ17
伊吹「はーい！もんじゃ焼きー！！」
芝浦署の前でもんじゃ焼きをマイちゃんと一緒に食べる私達。
マイ「もんじゃ？これ？」
「おいしーよ。」
マイ「食べ物？」
伊吹「うん。食べ物だよ。」
志摩「特定技能1号受けてるんだって？」
マイ「うん！」
伊吹「特定技能1号？」
「新しい制度。雇用先との直接契約で日本人と同程度の給料が義務付けられてる。」
伊吹「へー」
マイ「決まったら沖縄のホテルで働く！フルタイムオッケー！今度はたぶん……ダイジョウブ！」
伊吹「うんうん。」
マイちゃんがもんじゃ焼きを食べる。
マイ「んー！！おいしい！！」
伊吹「おいしい！」
マイ「おいしー！！」
伊吹「おいcー！！」
伊吹がこっちに向かって変なポーズをしてくる。
志摩/山本「…………」
マイちゃんと別れる頃、マイちゃんは私達が大好きな笑顔だった。
伊吹「これから会う人、みんないい人だといいな……」
志摩「そう上手く行くかよ。」
伊吹「出た。冷たーい。」
志摩「水森は……」
「？？」
志摩「少しは楽になったのかな……罪を叫んで裁かれることで。気づいてしまってズレた世界を伊達メガネでごまかして。ごまかしきれなくなったんだろうな。きっと。」
伊吹「むじぃーなー……もっとわかりやすく言えよ！」
「伊吹はなんで伊達メガネかけてんの？」
伊吹「えっ？かっこいいから。超かっこよくない？てかこれサングラスね。」
志摩「かっこいいかっこいい。」
伊吹「2回言うな。心を込めて言え。」
志摩「行くぞ。はい、昼休み終わりー！」
「…………」
なんか考えてるような顔をする伊吹。
「ほら。行くぞ。」
伊吹「あー。うん。」
警察「今の志摩？」
警察「でしたね。」
警察「今機捜なんですよ。」
警察「よく戻れたな。」
警察「相棒殺しが。」
伊吹「…………相棒殺し……？」
「…………行くぞ。」
今更ほじくり返すことではないから。
あのことは。
伊吹「君にメロメロメロンパーン！！！」
そう言いながら伊吹がさっき通った人の写真を撮る。
「ばーか！！ばかばかばか！！！」
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作者名：みく | 作成日時：2020年9月1日 22時
