俺の(伊吹) ページ35
*付き合ってます
伊吹「Aー。」
「なに。」
同棲している藍の家。ここにも慣れてきた頃だ。
いつも通りスマホをいじってると、藍が私の後ろから抱きしめてきた。
伊吹「かまって?」
「…………」
子犬みたいな顔でこちらを見つめる藍は破壊力抜群。
「……えー、でも、今からご飯作らなきゃー」
伊吹「今めちゃくちゃスマホ触ってたじゃん!」
バレた。
「あのさぁ、藍。」
伊吹「ん?」
「私もまだ恥ずかしいわけよ。恋愛経験ほとんど0だし……心の準備とかあるしさ、」
伊吹「うん。」
「だから、もうちょっとゆっくりで……」
伊吹「___りょーかいっ!!」
そう言って藍はまた私に抱きついた。
「だから……」
伊吹「これぐらいは良いでしょ?」
「…………まぁ……これぐらいだったら……」
伊吹「んふふ。」
「急にどうしたんだよ……」
伊吹「えー?俺のAだなーと思って?」
「…………」
伊吹「志摩のでも、九ちゃんでもない、俺の大好きなA。」
藍の発言にどんどん顔が赤くなっていく。
伊吹「照れてるー?かわいー。」
「可愛くない!あと照れてもない!」
伊吹「嘘つくなってー。刑事の俺にはわかるぞー?」
「私も刑事ですけど。」
伊吹「そうだねー。俺の相棒。で、俺の彼女。」
「そーですねー」
伊吹「Aはー?Aはー?」
「んー……?」
思わず口が止まる。
「藍はね、私の相棒で、大好きな彼氏ー。」
自分で言っててめちゃくちゃ恥ずかしいぞ。これ。
伊吹「ウグッ」
左胸を抑えて倒れ込む藍。
伊吹「俺の彼女可愛い…………」
「何言ってんだこいつ。」
伊吹「もー……可愛い。可愛いよー。きゅるきゅるー」
「ちょっと……」
さりげなく押し倒されてるんだが!?
伊吹「ちゅー。」
「あ?」
伊吹「していい?」
「…………いいよ。」
伊吹「やった。」
「んっ……」
部屋の中にリップ音が響く。ほんとに恥ずかしい。
「……あーい。スt」
伊吹「まーだ。」
次は口の中に舌が入ってきた。
「んんっ!?」
ど、どうしよう??
わからんわからん!!!
こんなの慣れてないって!
「んぐ……」
息!!息が持たない……!!
伊吹「んべ……」
「…………はぁ……はぁ……」
色んな意味で死ぬかと思った……
伊吹「A。」
「、?」
伊吹「夜は長いよっ!」
「…………ソウデスネ」
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まい - 「終わり」と表示されていますが完結ということでしょうか…?あわよくば続きが読みたいです!! (2021年9月24日 2時) (レス) @page43 id: 053dd774f2 (このIDを非表示/違反報告)
まい - こんばんは!みくさんの小説が毎日の楽しみになってます!忙しい時期だと思いますが応援しています!リクエストとう受け付けてたらでいいのですが、主人公が巻き込まれて中々目を覚さない(伊吹)を見てみたいです! (2021年8月10日 3時) (レス) id: 053dd774f2 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - がーさん» 上手に書けなくてごめんなさい……!これからも頑張ります! (2020年9月17日 6時) (レス) id: cc40fd3551 (このIDを非表示/違反報告)
がー(プロフ) - 苦手なのにありがとうございました!これからも頑張ってください!! (2020年9月17日 1時) (レス) id: 8eb0f6b23c (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 瑠璃さん» いつもコメントありがとうございます!!もうひとつリクエストしてくださってましたよね?上手くできるかわかりませんが頑張ってみます! (2020年9月16日 18時) (レス) id: cc40fd3551 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みく | 作成日時:2020年8月22日 22時